【沖縄】打ち込み釣りのアタリの取り方とやり取り|アワセのタイミング・ドラグ設定・バラさないコツ

朝焼けの海を背景に、岩場のピトンに固定された2本の釣竿のうち1本が海面に向かって大きく曲がり、竿先に鈴が付いた水彩イラスト
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「打ち込み釣りで鈴が鳴った。アワセていいのか迷う」「アワセたのにバラした」「ドラグはどれくらいに設定すればいい?」――アタリからやり取りまでの判断に、悩む方は多いと思います。

私(琉球釣遊会)は、前アタリでは竿をピトンから外して準備し、竿が大きく引き込まれ、十分に重みが乗って、一気に走り出してから、竿を1回〜数回、大きく立てて合わせています。ドラグは、ガーラはメインラインの直線強度の1/3程度、タマンは1/4程度です。最初の走りは、ガーラ以外は、強引でも竿を立ててリールを巻き、魚を根から離すようにしています。ガーラは、ラインが出るのが落ち着くまで、竿を立てて耐えます。この記事では、私の判断の基準と、バラした失敗談をお伝えします。

この記事で分かること
  • タマン・ガーラ・マクブのアタリの違い
  • アワセのタイミングと、アワセ方
  • ドラグ設定(ガーラは1/3、タマンは1/4)
  • 最初の走りと、根に入られたときの対処、バラした失敗談

どうも、琉球釣遊会です。沖縄在住で釣り歴は20年以上、打ち込み釣りも続けています。

打ち込み釣りは、仕掛けを投げ入れて竿をピトンに固定し、魚がエサをくわえるのを待つ釣りです。ただ、アタリがあってからが本番です。アワセるタイミングと、最初の走りへの対応で、釣れるかバラすかが分かれると感じています。私も、ヒット後の対応が遅れて、大物をバラした経験があります。その話は、後半でお伝えします。

打ち込み釣りの全体像は【沖縄打ち込み釣り入門】、エサについては打ち込み釣りのエサにまとめています。

この記事を書いた人

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年間200匹以上の魚を釣っている!
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打ち込み釣りのアタリからやり取りまでの流れ。①投入して待つ ②前アタリで竿をピトンから外して準備 ③本アタリで十分に重みが乗り一気に走り出してから合わせる ④竿を1回〜数回大きく立てる ⑤最初の走りはガーラ以外は竿を立てて一気に巻き、ガーラはラインが出るのが落ち着くまで竿を立てて耐える ⑥巻く動作を繰り返して寄せる。根に入られたらベールを開けて緩め、魚が出てきたら一気に巻く
目次

【全体の流れ】アタリからやり取りまでの6ステップ

私が行っている手順は、次のとおりです。基本の手順は、入門記事でも解説しています。この記事では、判断の基準、ドラグ、やり取りを掘り下げます。

  1. 仕掛けを投入し、竿をピトンに固定して待つ
  2. 前アタリ(鈴が鳴る、竿先が小さく動く)があったら、竿をピトンから外して準備する
  3. 本アタリ(竿が大きく引き込まれる)で、十分に重みが乗り、一気に走り出してから合わせる
  4. 竿を1回〜数回、大きく立てる
  5. 最初の走り(ファーストラン)は、竿を立ててリールを一気に巻き、魚を根から離す(ガーラは、ラインが出るのが落ち着くまで、竿を立てて耐える)
  6. 竿を立てて、巻く動作を繰り返して寄せる

打ち込み釣りのアタリの種類|タマン・ガーラ・マクブの違い

アタリの出方は、魚によって違います。私の経験では、次のとおりです。

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魚前アタリ本アタリ
タマン(ハマフエフキ)鈴がチリチリと鳴り、竿先が「クン、クン」「コツッ、コツッ」と小さくおじぎする竿が「ガツーン!」と、海面へ大きく引き込まれる
ガーラ(ロウニンアジ)前アタリなしのことが多いいきなり、リールからラインが猛烈な勢いで引き出される
マクブ(シロクラベラ)カニやエビをハサミや歯でかじったり、転がしたりするように、「コツコツ」「クンクン」と竿先が小さく動く「ガツン!」「ゴンゴン!」と、竿先を水面に突き刺すように強烈に叩き込む

ガーラも、前アタリがある場合があります。当サイトのガーラ編では、チョンチョンと前アタリがあってから一気にヒットする場合もあれば、前アタリなしでラインが出るアタリもあると書いています。魚ごとの釣り場やエサは、タマン編とガーラ編をご覧ください。

魚種ごとのアタリの違い。タマンは鈴がチリチリと鳴り竿先が「クン、クン」と小さくおじぎする前アタリの後、「ガツーン!」と竿が引き込まれる。ガーラは前アタリなしでいきなりラインが猛烈な勢いで出る。マクブは「コツコツ」「クンクン」の前アタリの後、「ガツン!」「ゴンゴン!」と竿先を水面に突き刺すように叩き込む

アタリが出やすい時期・潮回り・時間帯の目安は、打ち込み釣りのベストタイミングで解説しています。

アワセのタイミングと、アワセ方

タイミング|十分に重みが乗って、一気に走り出してから

アワセるのは、竿が大きく引き込まれ、十分に重みが乗って、一気に走り出してからです。鈴が鳴った、竿先が動いた、という前アタリの段階では、アワセません。魚が十分に食い込んでいないときにアワセると、針掛かりしないためです(入門記事より)。

なお、すでに魚がエサをくわえて走り、竿が海面に突き刺さるように曲がっているときは、待たずにアワセます(入門記事より)。

アワセ方|前アタリで竿を外し、1回〜数回、大きく立てる

私の手順は、2段階です。

  1. 前アタリがあったら、竿をピトンから外して、いつでもアワセを入れられるように準備する
  2. 竿が大きく引き込まれ、十分に重みが乗ってから、竿を1回〜数回、大きく立てる

実際の例として、宮古島でガーラ(GT)138cm・35.2kgを釣ったときは、ピトンから竿を取り、数回フッキングを入れています(当時の釣行記:【宮古島】打ち込み釣りでGT(ガーラ)138cm 35.2kg !)。

ドラグ設定|ガーラは1/3、タマンは1/4

ドラグは、魚が強く引いたときに、ラインが滑り出る機構です。ドラグの強さは、メインラインの直線強度(ラインをまっすぐ引っ張ったときに切れる強さ。パッケージなどに表示されています)に対する割合で、設定しています。

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狙う魚ドラグの設定値(私の場合)
ガーラメインラインの直線強度の1/3程度
タマンメインラインの直線強度の1/4程度

基準にしているメインラインは、PEライン6号です。ラインの種類や号数が違えば、基準になる直線強度も変わります。

調整の手順は、次のとおりです。

  1. 投入前に、ラインを手で引っ張って、ドラグを調整する
  2. 魚が掛かった後は、魚の引きに応じて、ドラグを締めたり緩めたりする

当時のガーラの釣行記でも、キツめに締めたドラグから、100m近くラインが出されています(宮古島GTの釣行記)。リール選びは、打ち込み釣りのおすすめリール、道糸の種類は打ち込み釣りの道糸をご覧ください。

ドラグ設定の目安。メインライン(PEライン6号)の直線強度を100%として、ガーラは1/3程度、タマンは1/4程度。投入前に手で引っ張って調整し、掛けた後は引きに応じて締めたり緩めたりする

やり取り|最初の走りで根から離す

最初の走り(ファーストラン)|ガーラ以外は一気に巻く、ガーラは耐える

アワセが決まったら、最初の走りへの対応が重要です。ガーラ以外の魚では、根に入られないように、竿を立ててリールを一気に巻き上げます。強引でも、まず魚を根から離すことを優先しています。

ただし、ガーラの場合は、一気に巻きません。最初は、ラインが出るのが落ち着くまで、竿を立てて耐えます。当サイトのガーラ編でも、ヒットした瞬間はガーラの強烈な引きでラインが出されて巻き取れないので、最初はひたすら魚の引きに耐え、弱ってきたら巻ける時に巻く、と書いています。宮古島でガーラ(GT)を釣ったときも、ラインが100m近く出されています(当時の釣行記)。

根に入られたとき|ベールを開けて緩め、出てきたら一気に巻く

根に入られたときは、リールのベールを開けて、少しラインを出して緩めます。そのまま待ち、魚が出てきたら、一気にリールを巻きます。待つ時間は、最長で1時間です。ベールを開けて待つとき、竿は手に持っています。

その後の寄せ方|竿を立てて、巻く動作を繰り返す

魚を根から離したら、竿を立てて、下げながら糸を巻く動作を繰り返して、魚を寄せます(ポンピング)。根のあるポイントで、タマンモンスター8号を胴から曲げて、ポンピングで寄せた例もあります(当時の釣行記:ダイワ タマンモンスター 8号レビュー)。

足元まで寄せた後の取り込み(タモ・落としだも・ギャフの使い分け)は、打ち込み釣りの大物の取り込み方で解説しています。

バラす原因と対策|ファーストランの巻き取りが遅いと、根ズレする

私の失敗談|ヒット後の巻き取りが遅く、根ズレで大物をバラした

宜名真の磯で、夏に、アワセを入れてヒットした後のラインの巻き取りが遅く、根ズレで大物をバラしました。魚の種類は分かりません。

この経験から、いまは、アワセを入れて魚が掛かった後のファーストランは、強引であっても、とにかく竿を立ててリールを巻き、魚を根から離すことを意識してやり取りしています(ガーラを除く)。

根ズレは、魚が根に入って、ラインが岩に擦れて傷つくことです。私の場合は、ヒット後の巻き取りの遅れが原因でした。ラインの強さや、ハリスの選び方は、打ち込み釣りの仕掛けをご覧ください。

仕掛けの根掛かりの外し方と、サメが掛かったときの対応は、打ち込み釣りの根掛かり・サメ対策で解説しています。

竿の固定と本数|ピトンとロッドキーパー、ガーラはロープも

アタリを待つ間の、竿の扱い方です。

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項目私のやり方
固定竿を、ピトンにロッドキーパーで固定する
ガーラ狙い竿を持っていかれないように、ロープも付ける
本数基本的に、竿を2本出す

当サイトのガーラ編でも、10kg以上のガーラだと、一気に竿が引きずり込まれることがあるので、竿はピトンにロープで結んでおく、と書いています。エサの交換は、30分ごとに行っています(打ち込み釣りのエサ)。

ピトンの設置、ロッドキーパー、大物のときのロープ、ヒットセンサーの使い方は、打ち込み釣りのピトン・鈴・ヒットセンサーで解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 鈴が鳴ったら、すぐアワセますか?

いいえ。前アタリがあったら、竿をピトンから外して準備をします。アワセるのは、竿が大きく引き込まれ、十分に重みが乗って、一気に走り出してからです。

Q2. アワセは何回しますか?

竿を、1回〜数回、大きく立てます。

Q3. ドラグはどれくらいに設定しますか?

私は、ガーラはメインラインの直線強度の1/3程度、タマンは1/4程度です(基準はPEライン6号)。投入前にラインを手で引っ張って調整し、魚が掛かった後は、引きに応じて締めたり緩めたりします。

Q4. 根に入られたら、どうしますか?

リールのベールを開けて、少しラインを出して緩めます。魚が出てくるまで待ち(最長1時間)、出てきたら一気にリールを巻きます。待つとき、竿は手に持っています。

Q5. 最初の走りは、どう対応しますか?

ガーラ以外は、強引でも、竿を立ててリールを一気に巻いて、魚を根から離します。私は、ここが遅れて、根ズレで大物をバラした経験があります。ガーラは、一気に巻かず、ラインが出るのが落ち着くまで、竿を立てて耐えます。

Q6. 竿は何本出しますか?

私は、基本的に2本出しています。竿は、ピトンにロッドキーパーで固定し、ガーラを狙うときは、ロープも付けます。

【まとめ】アタリからやり取りまでの3つのポイント

  • 前アタリで竿を外して準備し、十分に重みが乗って一気に走り出してから、1回〜数回、大きくアワセる
  • ドラグは、ガーラは直線強度の1/3程度、タマンは1/4程度(基準はPEライン6号)。投入前に手で調整し、掛けた後は引きに応じて加減する
  • 最初の走りは、ガーラ以外は、強引でも竿を立てて一気に巻き、根から離す(ガーラは、ラインが出るのが落ち着くまで竿を立てて耐える)。根に入られたら、ベールを開けて緩めて待ち、出てきたら一気に巻く

アタリからやり取りまでの流れが分かったら、次はエサと仕掛けを見直してみてください。全体像は【沖縄打ち込み釣り入門】が参考になります。

朝焼けの海を背景に、岩場のピトンに固定された2本の釣竿のうち1本が海面に向かって大きく曲がり、竿先に鈴が付いた水彩イラスト

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