沖縄のウキ釣りで人気のターゲットとなる魚にカーエー(和名:ゴマアイゴ)がいます。
あの強烈な引きに魅了され、沖縄ではカーエーを専門に狙うカーエー釣り師も数多くいらっしゃる程です。
今回は沖縄において大人気のターゲットとなっているカーエーの釣り方について紹介します。
- これからカーエー釣りを始める初心者
- カーエーを狙っているがなかなか釣れない方
は必読の記事となっております。
目次
カーエー(ゴマアイゴ)とは?

日本本土には生息していないのですが、本土にも生息するアイゴ・バリの仲間です。
アイゴの引きの強さから九州地方でもアイゴ・バリが人気のターゲットとなっていますが、カーエーはバリ以上の強い引きを見せます。
体長50cm近くになり、アイゴ科としては大型になります。
沿岸域の砂底や、サンゴ礁域、岩礁域などに生息しており、沖縄のほとんどの場所で釣れます。
雑食性で藻類や甲殻類などを捕食します。
特に、藻を好んで食べるようで、養殖している藻がカーエーに食い荒らされてしまうこともあるようです。
カーエー釣りをする上で気を付けなければならないのが、アイゴ・バリと同様にヒレに毒 を持っているということです。
ですので、カーエーを釣り上げた際にはヒレに触らないように気を付けなければなりません。
カーエーの釣り方
カーエーは、ウキ釣りで釣ります。
マキエと呼ばれる集魚剤を撒いてカーエーを集め、ウキを付けた仕掛けを投入し、カーエーのアタリでウキが沈んだ時に竿を立てあわせて釣ります。
カーエー釣りの魅力は何と言っても掛けた瞬間のあの強烈な引き!
ウキがわずかに沈んで合わせた瞬間に、驚くほど引きを見せます!
カーエーは、沿岸域の砂底や、サンゴ礁域、岩礁域などに生息しており、沖縄のほとんどの場所で釣れます。
カーエーがシーズンになると、エサを求めて決まった場所に群れで回遊してくることが多いので、一度釣れたポイントではまたカーエーが釣れる確率が高いです。
カーエーの群れが入って来ていれば、短時間で数釣りすることもできます。
一度カーエーが釣れたポイントでは、
- 釣れた潮
- 釣れた時間とタナ
- エサ
を記録しておき、次の釣行の参考にすると、また同じように釣ることができる確率が高くなるので、効率良くカーエーを釣ることができます!
では、これからカーエー釣りを始める方のためにカーエー釣りにおすすめの道具を紹介します!
カーエー釣りにおすすめの道具
これからカーエー釣りを始めたいけれど、どんな道具が必要なのか分からない!
どんな竿やリールがおすすめなのか教えて欲しい!
カーエー釣りにおすすめの道具を紹介するよ!
カーエー釣りにおすすめの竿
カーエーの強烈な引きに対応するためには、2号~3号の4.5~5メートル程の長さの磯竿 が必要になります。
各メーカーからカーエー専用竿やカーエー釣りに適した竿が販売されていますので紹介します。
シマノ:ベイシスBG

シマノ最強ノンズーム・フカセ磯ロッド、ベイシスBG は強烈なカーエーの引きにも耐えることができるので、安心して強引にカーエーとファイトすることができます。
3~6号までラインナップがありますが、カーエー釣りには3号~4号で十分でしょう!
大きい号数だとそれなりに重量も重くなるので、持ち重りしにくい3号をおすすめします!
するするスルルー用としてこの竿を買いましたが、非常にパワーがありカーエー竿としては十分すぎるほどのパワーを備えております。

シマノ:レマーレ
シマノ最強ズーム・フカセ磯ロッドのレマーレは、
- カーエー釣り
- 大物フカセ釣り
- するするスルルー
に対応する非常にパワーのある竿です。
竿はズームで4本半仕舞なので細身で非常に操作性が良いです。
レマーレ(竿)とレマーレ(リール)を組み合わせれば最強!
どんなに大きなカーエーが掛かろうとも確実に釣れます!

ダイワ:オレガ剛徹

磯竿で釣れる魚の魚の限界に挑む猛者のためのロッド!
それがオレガ剛徹!
するするスルルー釣法を生み出した与那嶺功さんがするするスルルー用のロッドしても使用しているので信頼できる竿です!
するするスルルーや泳がせ用に作られたロッドですが、M(3号相当)~MH(4号相当)はカーエー釣りにもおすすめです!

がまかつ:カーエー競技スペシャル

テクニカルかつ大胆にカーエーを制する!
操作性、感度に優れた張りのある調子設定で、なおかつ大型カーエーの強烈な引きを受け止められる圧倒的パワーを秘めています。
3号と4号の2つのラインナップ!
- 3号:中型~大型まで幅広く対応できるオールラウンダー。
- 4号:大型カーエー相手でも常に先手を取り強烈な締め込みやスピードを受け止める。
ファイトの際に腹当てとして使用できるよう大型替尻栓が付いております。
がまかつ:カーエースペシャルマスターモデル

強さと軽さを兼ね備えたがまかつのカーエースペシャルマスターモデル は、沖縄のカーエー釣り師の間でも非常に人気の高いロッドです!
軽快な操作感ながらも、ロッド全体でカーエーの引きを受け止めるASD(アクティブサスデザイン)で豪快なやりとりが可能です。
IMガイド搭載で糸通りが良く操作性が向上しております!
号数は3.5号相当です!
こちらもカーエー競技スペシャル同様、ファイトの際に腹当てとして使用できるよう大型替尻栓が付いております。
がまかつ:アルデナ カーエー

がまかつのアルデナは幅広いラインナップで、あらゆる釣法に対応しており、カーエー用の号数(アルデナ3号・4号)もあります!
がま磯ポジショニングマップにで中間的なバランスである真ん中に位置する“アルデナ”!
曲がって粘る伝統のがま調子は継承しつつ、クセの無いオールマイティーな調子を実現 しました。
3号と4号の2つのラインナップ!
- カーエー3号:繊細さとパワーのバランス設計でカーエーの引きに真っ向から対応!
- カーエー4号:パワーで大型カーエーまで難なく対応!
カーエー釣りにおすすめのリール
カーエーを狙う上では5号以上の道糸が必要になってきますので、最低でも3000番以上のリールが望ましいです。
カーエー釣りは仕掛けを沖まで流したり、遠投が必要になる釣りではないので道糸は100メートル巻いてあればいいでしょう。
カーエー専用リールというものはありませんが、各メーカーからカーエー釣りに最適な大型のLBリールが出ています。
シマノ:BB-X Remare[BB-X レマーレ]

レマーレは、
- 5000番
- 6000番
- 8000番
のラインナップになっております。
ちなみに、私はレマーレの8000番を使用していますが、大きい号数の道糸が巻け、カーエーに限らず大型フカセ対象魚を狙う釣りでも使えて非常におすすめのリールです!

ダイワ:尾長モンスター

ダイワの大型LBリールです。
6号の道糸が150m巻けますので、太い道糸が求められるカーエー釣りに最適です。
ダイワ派の方はこちら尾長モンスターがおすすめです!
カーエー釣りにおすすめのウキ
カーエー釣りに使うウキは棒ウキかケミホタルが装着可能な管付きウキがおススメです。
というのも、
カーエーは夜の方が釣りやすく、大型は夜に釣れます。
ですので、ケミホタルが装着可能なウキを使用することをオススメします。
強烈な引きにも関わらず、カーエーはウキにわずかなアタリしか出さない!
⇒わずかなアタリをとらえられる感度のいいウキが必要!
棒ウキを使用する場合は、棒ウキのトップが海面からほんの数センチ出るような浮力設定にし、カーエーのアタリを見逃さないようにします。
ガルツ:ストロングカーエー

超繊細な感度を要求されるカーエー釣りにおいて微細なアタリをしっかり伝えてくれます。
足元から遠投、浅場から深場まで対応できる3サイズをラインナップ!
浮力:0.5号、0.8号、1号
ケミ37対応(ミライトも使用可能)なので夜でも見やすいです!
- 棒ウキが苦手な方
- ウネリが強く棒ウキでは対応しにくい時
- 昼間のカーエー釣り
におすすめです!
ガルツ:カーエー海匠Ⅱ

食い上げ、食い下げなどの繊細な当たりを拾うことができるので、カーエー釣りにおすすめの棒ウキです!
微妙な変化もしっかり伝えてくれます!
ただ、ケミホタル25なので、ストロングカーエーと比較すると夜釣りで少し見えづらいです。
キザクラ:カーエースティック

カーエー釣り対応するコストパフォーマンス抜群の万能棒ウキです!
ケミホタル25なので、ガルツのストロングカーエーと比較すると夜釣りで少し見えづらいです。
カーエー釣りの仕掛け

カーエー釣り初心者のために仕掛けを紹介します!
基本的にはこれまで述べてきた道具(竿、リール、ウキ)があればOK!
カーエー釣りの道糸とハリス
道糸:リールに巻く道糸は4~6号!
ハリス:4号以上を使用!
カーエー釣りは太めの仕掛けになります!
テトラなどの障害物がなく、魚とのやりとりがしやすい釣り場では4号以下のハリスでも釣れます!
しかし、カーエーを狙っているとタマンなどの思いがけない大物がかかってくることがあるので、4号以上の太字仕掛けで臨むべきです。
また、カーエーは夜釣りメインで釣ることになりますので、ハリスを太くすると食いが悪くなるということはあまりないように感じます。
さらに、カーエーはそこまで警戒心が強く繊細な魚ではないので、太ハリスでも食ってきます。
10号のハリスにタマン針を使用してカーエーを狙う方もいるほどです。
カーエー釣りにおすすめの道糸はゴーセンの『リミテーション(R)磯 CXサスペンド』
価格も150mで約1,500円と比較的安い上に耐摩耗性が高く、ワンサイズ上の強力を実現していてとにかく切れにくい糸です!
カーエー釣りで使用する針
カーエー釣りでは、カーエーをかけても針外れでバラシてしまう事が多々あります。
一度バラしてしまうとカーエーの群れが散るので、なるべくバラシは避けたいものです。
そのため、針外れでバラさないために、カーエーの口元にしっかりと針がかりさせる必要があります。
ですから、カーエーを釣る際は強めにアワセを入れます。
そのため、鬼アワセや太ハリスに対応できる丈夫な針が必要になります。
オススメは、SASAMEの貫通カーエーです。

貫通カーエーはカン付き針ですので太ハリスが結びやすく、強度も問題なしです。
個人的にはオキアミカラーの貫通カーエーが気に入っています!
カーエー釣りのエサ
サシエは、
- 練りエサ(ニンニクが入っているので匂いが強烈)
- オキアミ
- 藻
を使います。
練りエサを使えば、ポイントにカーエーがいるかどうかを確実することができます。
ウキに違和感を感じたら仕掛けを回収し、練りエサに歯形がついていれば、そこにはカーエーがいます。
カーエーは、普段『藻』を捕食しているので、地獄針に藻を付けてカーエーを狙う釣り方もあります。
マキエはマルキューのカーエーパワー を使う方が多いです。
ニンニク成分がはいっており集魚力があるうえ、麦もかなり入っています。
カーエーをその場に長く留まらせるために、マキエに麦を混ぜるのも非常に効果的です。
グレ釣り用の撒き餌とは違い、撒き餌自体に水分と粘りが多いた撒き餌を作る際には海水の入れすぎに注意してください。
カーエー釣りのまとめ
カーエーは、
- 近くの漁港で狙える手軽さ
- 強烈な引き
で沖縄では人気のターゲットです!
この記事では、
- カーエー釣りにおすすめのタックル
- カーエー釣りの仕掛け
について解説しました!
カーエーは沖縄の漁港で手軽に狙えるので、初心者でも狙えば釣れる可能性は高いです!
初めてカーエーを掛けた時はその強烈な引きにビックリするでしょう!
そして、次第にカーエー釣りに魅了されていくでしょう!