【初心者必見】するするスルルーに必要なタックル完全ガイド!選び方のコツ

【サムネ】【初心者必見】するするスルルーに必要なタックル完全ガイド!選び方のコツ
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沖縄の海で、でっかい魚を釣ってみたい!
そんなあなたに超おすすめなのが「するするスルルー」っていう釣り方。キビナゴ(沖縄ではスルルーって言う)を餌にして、マグロやカツオ、ガーラ(GT)、ミーバイ(ハタ類)なんかの大物を狙う、沖縄ならではの豪快な釣りです。

でも、「するするスルルー、やってみたいけど、どんな道具(タックル)を揃えればいいの?」って悩んでいる人も多いんじゃないかな?

大丈夫!この記事を読めば、するするスルルーに必要な基本的なタックルと、その選び方のコツがばっちり分かります! 難しく考えないで、一緒に見ていこう!

この記事を書いた人

釣り歴20年以上!
年間200匹以上の魚を釣っている!
沖縄の様々なジャンルの釣りを経験!
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目次

なぜタックル選びが大事?

するするスルルーで狙う魚は、とにかく引きが強い魚が多いです。そのため、タックル選びを間違えると、せっかく掛けた大物を逃してしまったり、最悪の場合、竿が折れたりリールが壊れたりする可能性もあります。

しっかりとしたタックルを選ぶことは、大物を釣り上げるための近道であり、何より安全に釣りを楽しむために大変重要です。

これを揃えよう!するするスルルー基本タックル

では、具体的にどのような道具が必要なのか、一つずつ見ていきましょう。

竿(ロッド)

竿(ロッド)の役割

仕掛けを投げたり、魚のアタリを感じ取ったり、そして何より、掛かった大魚を引き寄せるためのパワーが必要です。

竿(ロッド)選びのコツ

  • 種類: まずは「磯竿(いそざお)」を選ぶのが基本です。長くて、ある程度のパワーと粘りがあるのが特徴です。
  • 号数(パワー): 初心者の方は「3号〜5号」くらいがおすすめです。沖縄の魚はパワフルですので、ある程度の強さが必要です。数字が大きいほど強い竿になります。最初は4号くらいから試してみるのも良いでしょう。
  • 長さ:5.0m〜5.3m」が一般的です。長い方が仕掛けを操作しやすかったり、足場の高い場所でも有利になったりします。
  • ポイント: 最初はあまり硬すぎず、しなやかさもある竿の方が、魚の引きを吸収しやすく、バラしにくいかもしれません。

リール

リールの役割

リールは道糸(メインの糸)を巻いておくことはもちろん、魚とのやり取り(ファイト)で糸の出し入れがスムーズにできなければなりません。魚の引きで糸が強く引っ張られた時に自動で糸が出ていくドラグ機能も非常に重要です。

リール選びのコツ

  • 種類:スピニングリール」が基本です。扱いやすくトラブルも少ないです。
  • 番手(サイズ): リールのサイズは、ナイロンライン10号が約200m巻けるサイズがおすすめで、具体的には、シマノかダイワの10000番以上の番手のリールが良いです。不意の大物にも対応できるように、少し余裕のあるサイズが良いでしょう。
  • ドラグ性能: スムーズに糸が出て、しっかりと止まる、信頼できるドラグ性能は必須です。
  • ギア比: 最初はノーマルギアかパワーギア(PG)が扱いやすいかもしれません。ハイギア(HG, XG)は手返しは早いですが、巻き上げパワーが必要な場面もあります。

するするスルルーは潮通しが良い沖磯で釣るのがほとんどで、沖磯ではリールに海水がかかります。防水性能や防錆性能が高いリールを選ぶと長持ちします。沖縄の海は塩分濃度が高いため、より高い防水性能や防錆性能が求められます。釣行後の水洗いも忘れないようにしましょう。

ウキ

ウキの役割

するするスルルーはキビナゴを餌にしてヒラマサやタマンなどの大型のフィッシュイーターを狙う沖縄発祥の釣りですが、撒き餌となるキビナゴと仕掛けを同調させながら釣りをするという点で、釣りのスタイルはフカセ釣りに似ています。

そのため、ウキフカセ釣りと同様にウキ選びは重要です。筆者が考えるするするスルルーのウキに求められる性能は以下の3点です。

  1. 遠投性
  2. 糸落ちの良さ
  3. 安定性

するするスルルーのウキに求められる性能の1つ目は「遠投性」です。

するするスルルーでは仕掛けを潮に乗せて遠くのポイントまで探る釣りになるので、ウキには遠投性が求められます。

仕掛けを100m以上沖まで流すこともあり、足元の潮が沖に払い出していく潮であれば、仕掛けを遠投しなくても仕掛けは沖へ沖へと流れて行きますが、必ずしもそうでない場合がほとんどであり、その場合は遠投できるウキでないと魚を探索する範囲が限られてきます。

また、遠投しないと釣れそうな潮に仕掛けを入れることができないといった状況もあります。

するするスルルーのウキにフカセ釣りのウキを代用することもできますが、スルルー専用のウキに比べてボディが小さいフカセ釣りのウキでは探る範囲が限られてきます。

例えば、50m沖でカツオなどの回遊魚がベイトを追いかけているとします。

遠投可能なスルルー専用のウキならすぐにポイントに仕掛けを投入してカツオを釣ることができるかもしれませんが、フカセ釣り用のウキで50m遠投して狙うのは困難です。

これではせっかくの目の前のチャンスを逃してしまうことになります。

遠投性があるウキで広範囲のポイントを探り釣れそうな潮を見つけることができれば、釣れる確率は高まります。

ですから、するするスルルーのウキには遠投性が求められます。

するするスルルーのウキに求められる性能の2つ目は「糸落ちの良さ」です。

スルルーの仕掛けはウキ止めを付けないするする仕掛けを潮に乗せて流していくので、ウキは糸落ちが良い環付きウキがおすすめです。

環付きウキは道糸とウキとの抵抗がほとんど無く糸落ちが良いので、海中の色々な場所に潜む魚を探るのに最適なウキです。

実際、市販のするするスルルー用のウキはほとんど環付きウキとなっており、するするスルルー釣法考案者の与那嶺さんも環付きウキを推奨しております。

また、環付きウキは道糸を切らずに簡単かつスピーディーにウキ交換ができるので、チャンスを逃さずに仕掛け変更ができます。

糸落ちが良いことは仕掛けを送り込みやすくなるだけでなく、明確に魚のアタリを捉えやすくなります。

ウキと道糸との抵抗がほとんど無いため、魚がエサを咥えると一気に道糸が走り「バチバチ~」と明確なアタリを出してくれます。

先日するするスルルーでタマンを釣りましたが、「バチバチ~」という魚のひったくるアタリで指が切れるほどでした。

するするスルルーのウキに求められる性能の3つ目は「安定性」です。

するするスルルーでは流れが早い潮の中に仕掛けを入れて流していくので、下膨れ形状でどっしりと安定したウキが良いです。

安定性に欠けるウキの場合、ウキが潮に引っ張られて仕掛けが綺麗に入って行かず潮から外れてしまうことがあるからです。

これから紹介するするスルルーおすすめのウキの形状を見ても下膨れ形状で安定性が高いウキが多いです。

ウキ選びのコツ

具体的にどんなウキを選べばいいのか?ポイントはこれ!

  1. 高浮力であること
  2. 視認性が高いこと
  3. 糸通りが良いこと
  4. 遠投性と安定性
  5. 耐久性

最初はどの浮力を使えばいいか迷うかもしれません。まずは1.5号~2号あたりを基準に、流れが速い時やもっと遠くに流したい時、大きいキビナゴを使う時は3号以上、逆に流れが緩い時や浅場を探る時は1号前後、といった具合に使い分けてみてください。いくつか異なる浮力や形状のウキを準備しておくと、様々な状況に対応できますよ!

道糸(メインライン)

道糸の役割

リールと仕掛けを結ぶ大切な糸です。魚の引きを直接受け止めるため、強度が重要になります。

道糸選びのコツ

  • 素材: 主に「PEライン」か「ナイロンライン」があります。
    • PEライン: 伸びが少なく感度が良いため、同じ太さならナイロンより強度があります。遠投にも有利です。ただし、根ズレ(海底の岩やサンゴに擦れること)には弱いため、リーダー(後述)が必須です。初心者の方にはPE3号〜6号くらいがおすすめです。
    • ナイロンライン: しなやかで扱いやすく、根ズレにも比較的強いです。PEラインより安価な製品が多いです。ただ、伸びがあるため感度はPEに劣ります。ナイロンなら8号〜10号くらいが良いでしょう。
  • 視認性: 仕掛けがどこを流れているか分かりやすいように、見やすい色のラインを選ぶことも大切です。

PEラインとナイロンラインのどちらが良いかは好みや釣り場によりますが、最近は強度と感度を重視してPEラインを使用する方が多い傾向にあります。PEラインを使用する場合は、必ず「リーダー」を結ぶことを忘れないようにしましょう。

ハリス(リーダー)

ハリス(リーダー)の役割

道糸(特にPEライン)の先に結ぶ糸です。魚から見えにくくし、根ズレから道糸を守る重要な役割があります。

ハリス(リーダー)選びのコツ

  • 素材:フロロカーボン」を選択します。透明度が高く魚に警戒されにくく、根ズレにも強いのが特徴です。
  • 太さ: 狙う魚や、釣り場の根の荒さによって変えますが、初心者の方はまず「6号〜14号」くらいを揃えておくと安心です。最初は8号か10号あたりから試してみましょう。大物狙いならさらに太くすることもあります。
  • 長さ: 基本は1.5m〜3mくらい(一ヒロ〜二ヒロ)です。状況によって調整します。

ハリスは魚に一番近い部分です。傷が入っていないかこまめにチェックし、傷んでいたらすぐに交換することが釣果に繋がります。

針(フック)

針(フック)の役割

餌のスルルーを付け、魚の口に掛ける最終的な部分です。

針(フック)選びのコツ

  • 種類・形状: スルルーが付けやすく、しっかりと魚の口を捉えられる形状のものを選びます。「スルルー専用針」や「タマン針」を使用します。
  • サイズ: 餌のスルルーの大きさに合わせるのが基本ですが、狙う魚の口の大きさも考慮します。タマン針18号〜20号くらいを基準に、いくつかサイズを持っておくと対応しやすいです。
  • 軸の太さ: 大物の強烈な引きに耐えられるように、ある程度軸が太い(太軸)ものを選びましょう。

針先は常に鋭く保ちましょう。少しでも先端が鈍ったら交換することが重要です。これが釣果を左右する大切なポイントです。

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その他必要な小物たち

シモリ玉

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ウキとサルカンの間に入れるパーツです。ウキのスナップがハリス側のサルカンを通り抜けてしまわないようにシモリ玉を使います。シモリ玉のサイズはウキフカセ釣りで使うものよりも大きなサイズのものを使います。

サルカン(ヨリモドシ)

道糸とハリスを繋いだり、糸のヨレを取ったりするのに使用します。強度のあるものを選びましょう。

ウキスナップ

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するするスルルーのカン付きウキにそのまま道糸を通して釣りをすることもできますが、糸通りを良くしたり、ウキ交換を素早く行うためにウキスナップを使用することを強く推奨します。

サルカン

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道糸とハリスを結ぶためにサルカンを使用します。太いラインを結ぶのでサルカンも大きいものを使用します。サイズは大型の1/0前後がおすすめです。

キラキラビーズ

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魚へのアピール効果を高めるためにハリスにキラキラのビーズを入れます。

ビーズと一緒にエサのスルルーが水中でヒラヒラと潮の流れに乗ると魚に大きくアピールすることができます。

バッカン

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するするスルルーの餌となるキビナゴを入れるためにバッカンが必要です。

するするスルルーで1日に使うキビナゴの量は、6kgが基準なので、バッカンは40cmサイズのものがおすすめです。

柄杓(ヒシャク)

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するするスルルーはマキエとしてキビナゴを杓で撒きますので、ウキフカセ釣りで使用する杓よりもカップが大きい杓が必要です。

キザクラの「スルルーシャク」は大きなカップのスルルー専用ヒシャクでおすすめです。

出典:キザクラHP

カップに穴が開いているので、マキエサの汁気を切りやすく、エサ離れも良いです。

するするスルルーでは、キビナゴのみをエサにして釣るのが基本ですが、集魚力を高めるためにイワシミンチやイワシ粉末を入れることもあります。するするスルルーでは、キビナゴのみをエサにして釣るのが基本ですが、集魚力を高めるためにイワシミンチやイワシ粉末を入れることもあります。エサ離れが良いこの柄杓ならキビナゴを撒く時に固まりにくくなります。

グリップも握りやすく滑りにくいEVAグリップとなっているので、重さを感じにくく疲れにくいです。

さらに、尻手管が夜光タイプなので、暗い時に釣りをする時もヒシャクが見えやすく、暗闇の中での釣りのストレスを低減してくれます。

予算について

すべて新品で揃えるとなると、ある程度の費用がかかることも事実です。しかし、最初はエントリーモデルから始めてみるのも全く問題ありません。

  • 最低限セット(エントリーモデル中心): 竿、リール、糸(ナイロン)、小物で2万円〜4万円程度から揃えることが可能です。
  • おすすめセット(ミドルクラス中心): 少し性能の良いロッドやリールを選ぶと5万円以上かかりますが、より快適に釣りを楽しめます。

もちろん、中古品を探すのも賢い方法です。まずは無理のない範囲で、ご自身に必要なものから揃えていきましょう。レンタルタックルを提供しているお店もありますので、最初は試してみるのも良いでしょう。

まとめ:まずは基本タックルを揃えて海へ出かけましょう!

さて、いかがでしたでしょうか。するするスルルーに必要なタックルについて、イメージが掴めましたでしょうか。

最初は覚えることが多くて大変かもしれませんが、一つ一つはそれほど難しくありません。まずはこの記事を参考に、基本的なタックルを揃えてみてください。

そして何より大切なのは、実際に釣り場に出てみることです。釣りは経験が一番の学びとなりますから。安全には十分注意して、沖縄の豊かな海とするするスルルー釣りを楽しんでください。

次回は、「するするスルルーの仕掛け作りと基本的な釣り方」について解説しますので、お楽しみにしてください。

最後までお読みいただき、にふぇーでーびる!(ありがとうございました!)

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