「打ち込み釣りは危険?」「ライフジャケットは必要?」「釣り禁止にならないために、何をすればいい?」――安全とマナーに、不安を感じる方は多いと思います。
私(琉球釣遊会)が守っていることは、次のとおりです。
釣り場に着いたら、ライフジャケット・スパイク・グローブを着用します(堤防など、足場が安定している場所では、ライフジャケットを着けていない場面もあります)。
風速7m以上のときは、行きません。磯では、単独で釣行しません。
大物のときは、竿の尻手リングにロープを付けます。
ゴミは持ち帰り、他の釣り人とは5m以上あけます。
この記事では、装備、釣行の判断、足場と道具、魚の扱い、マナー、ルールをお伝えします。
- 装備と、釣行を見送る判断の基準
- 足場・竿・ギャフなど、道具の安全
- サメ・フグ・アカナーなど、魚の扱い
- 釣り場のマナーと、立入禁止・サイズのルール
どうも、琉球釣遊会です。沖縄在住で釣り歴は20年以上、打ち込み釣りも続けています。
打ち込み釣りは、大物が掛かり、夜に釣ることも多い釣りです。この記事の「私のやり方」は私の実践で、一般的な安全情報は、公的機関の出典を付けて区別して書いています。ライフジャケットは、堤防など足場が安定した場所で着けていない場面があります。一方で、海上保安庁などは着用を呼びかけているため、その情報もあわせてお伝えします。
各場面の詳しいやり方は、打ち込み釣りのピトン・鈴・ヒットセンサー、打ち込み釣りの大物の取り込み方、打ち込み釣りの根掛かり・サメ対策、打ち込み釣りの夜釣りをご覧ください。
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【早見表】安全とマナー|私が守っていること
私が守っていることは次のとおりです。あくまで私の実践で、事故やトラブルが起きないことを保証するものではありません。
| 項目 | 私のやり方 |
|---|---|
| 装備 | 釣り場に着いたら、ライフジャケット・靴(スパイク)・グローブを着用。堤防など足場が安定した場所では、ライフジャケットを着けない場面もある |
| 釣行の判断 | Yahoo天気・Windy・潮見表で、天気・風・波・うねり・潮位を確認。風速7m以上は行かない |
| 単独 | 家族へ定期的に連絡。磯は単独で行かない |
| 竿 | 尻手リングにロープを付ける。投入時は、周囲に人や障害物がないか確認 |
| 道具 | 予備の針・ナイフはタックルボックスに入れる。ギャフは、竿の近くに置く |
| 魚 | 針外しはペンチ。アカナーは、基本的に食べない(3kg以下の小型は食べることもあるが、おすすめしない) |
| マナー | ゴミは持ち帰る。他の釣り人と5m以上あける。光は、他の釣り人や海面を照らさない。駐車禁止の場所に駐車しない。夜は騒音を出さず、住宅を照らさない。地元の人には挨拶する |
| 立入禁止 | ネット情報と看板で、釣り禁止かどうかを確認 |
| サイズ・量 | アカジン・マクブは40cm未満をリリース。クーラーボックスに入らない量は持ち帰らない |
装備|釣り場に着いたら、ライフジャケット・スパイク・グローブ
ライフジャケットは、釣り場に着いたら着用します。靴(スパイク)とグローブも着用します。ただし、堤防など、足場が安定している場所では、ライフジャケットを着けていない場面があります。
- 消費者庁は、令和6年の海上保安庁の報告として、釣り中に海に転落した人の死亡・行方不明率が、非着用で約46%(126人中58人)、着用で約19%(54人中10人)だったと紹介しています(出典:消費者庁)
- 海上保安庁は、「最低限必要な装備」に、ライフジャケット、釣り場に応じた履物、防水ケース入りの携帯電話を挙げています。救助を求めるときは、118番(海上保安庁)、110番(警察)、119番(消防)です(出典:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド「最低限必要な装備」)
夜釣りなのにヘッドライトを忘れて、スマホのライトを使わざるを得なかったことがあります。スマホのライトでは、手元を照らしにくく、スマホのバッテリーの消費も早くなりました。緊急時の連絡手段を確保するという観点からも、良くありませんでした。
夜の明かりについては、打ち込み釣りの夜釣りをご覧ください。
釣行の判断|風速7m以上は行かない
釣行の前に、Yahoo天気、Windy、潮見表で、天気・風・波・うねり・潮位を確認します。風速7m以上だと、行きません。
海上保安庁も、釣り場の気象・海象を事前に調べ、警報や注意報が出ているなど荒天が予想されるときは、釣りを見合わせるよう呼びかけています(出典:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド「釣りをする際の行動について」)。
単独釣行|家族へ定期的に連絡。磯は単独で行かない
単独で釣行するときは、家族へ定期的に連絡します。釣り場が磯の場合は、単独では釣行しません。
海上保安庁も、単独行動をしないこと、釣り場所と帰宅予定時刻を家族や釣り仲間に伝え、定期的に連絡を取ることを呼びかけています(出典:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド「釣りをする際の行動について」)。
足場・竿・道具の安全|スパイク、尻手ロープ、周囲の確認
- 足場:転ばないように、スパイクを履く
- 竿:引きずり込まれないように、竿の尻手リングにロープを付ける
- 投入:投入するときは、周囲に人や障害物がないかを確認する
- 紛失の防止:予備の針とナイフは、タックルボックスに入れておく
- ギャフ:竿の近くに置き、魚を釣り上げたときに、スムーズにギャフ掛けできるようにする
ピトンとロープは打ち込み釣りのピトン・鈴・ヒットセンサー、ギャフの安全の注意と取り込みは打ち込み釣りの大物の取り込み方、PEラインを引くときの注意は打ち込み釣りの根掛かり・サメ対策をご覧ください。
魚の扱い|針外しはペンチ。アカナーは基本的に食べない
サメや外道の針外しは、ペンチを使います。毒やトゲのある魚としては、フグやアカナーが釣れます。シガテラ毒を持っている可能性のあるアカナー等は、基本的に食べません。3kg以下の小型の個体は、シガテラ毒を持っている可能性が低いと考えて、食べることもありますが、読者の皆さんには、おすすめしません。
- シガテラ毒は、脂溶性のため、加熱しても毒性は失われません。毒を持つ魚の例として、バラフエダイなどが挙げられています(出典:厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル(シガテラ毒))
- 沖縄県は、シガテラによる食中毒が毎年発生していると公表しています。「冷凍すると毒がなくなる」「痩せた魚は有毒」「胸びれの形で判別できる」という言い伝えは、県の調査で否定されており、安全の判断基準にはできません(出典:沖縄県 シガテラ)
- フグの毒は、肝臓や卵巣に高濃度で蓄積し、通常の加熱では壊れません。釣り人や家庭では、フグを自分で調理しないよう注意されています(出典:厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル(フグ毒))
アカナー・アカジン・マクブ・サメ・エイなど、魚ごとの見分け方と扱いは、打ち込み釣りで釣れる魚図鑑で解説しています。
マナー|ゴミ・間隔・光・駐車・騒音・挨拶
| 項目 | 私が守っていること |
|---|---|
| ゴミ | 持ち帰って、釣り場に放置しない |
| 間隔 | 他の釣り人との間隔は5m以上 |
| 場所取り | 場所取りの物を置いたら、その場から離れない(置きっぱなしにしない) |
| 光 | 他の釣り人や、海面を照らさない |
| 駐車 | 駐車禁止の場所に駐車しない |
| 住宅の近く | 夜の騒音を出さない。住宅を光で照らさない |
| 地元の人 | ゴミを放置しない。駐車禁止の場所に止めない。会ったら挨拶をする |
海上保安庁も、釣り場のルールとマナーとして、糸や針、飲食後のゴミの持ち帰り、人や物に当たらないための間隔、割り込みや場所の占有をしないこと、路上駐車を避けること、深夜や早朝は静かに行動することを挙げています(出典:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド「ルールとマナー」)。
タイラップ(結束バンド)を海に残さない理由は打ち込み釣りのオモリと捨て糸、夜の光の扱いは打ち込み釣りの夜釣りをご覧ください。
立入禁止・釣り禁止・サイズ|看板で確認。アカジン・マクブは40cm未満をリリース
釣り禁止かどうかは、ネット情報と、釣り場の看板で確認します。当サイトでは、安田漁港と那覇一文字を、釣り禁止の場所として紹介しています(打ち込み釣りのポイントの選び方、那覇一文字が渡し禁止!遊漁船業法改正を分かりやすく解説!)。
魚のサイズは、アカジン(スジアラ)とマクブ(シロクラベラ)は、40cm未満をリリースします。また、クーラーボックスに入らない量は、持ち帰りません。
- 沖縄海区漁業調整委員会の指示(令和7年3月25日、指示7第2号)では、全長40cm未満のスジアラ類(スジアラ・コクハンアラ・オオアオノメアラ)と全長35cm未満のシロクラベラの採捕が禁止されています。違反して採捕したものの所持・販売も禁止です。有効期間は、令和7年4月1日から令和10年3月31日までです(出典:沖縄県 沖縄海区漁業調整委員会指示7第2号(PDF))
- 報道では、遊漁者(釣り人)も対象に含まれると伝えられています(出典:琉球新報(2023年2月10日))
- 私は、マクブも40cm未満をリリースしています(指示の35cm未満より、大きいサイズです)。最新のルールは、沖縄県・沖縄海区漁業調整委員会にご確認ください
海上保安庁も、立入禁止区域に入らないこと、漁業調整規則などで定められた体長制限や禁漁期間を守ること、持ち帰らない魚はリリースすることを呼びかけています(出典:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド「ルールとマナー」)。
よくある質問(FAQ)
Q1. ライフジャケットは、着けますか?
私は、釣り場に着いたら着用します。ただし、堤防など、足場が安定している場所では、着けていない場面もあります。海上保安庁などは、着用を呼びかけています。
Q2. 単独で、釣りに行ってもいいですか?
私は、単独のときは、家族へ定期的に連絡します。磯の場合は、単独では釣行しません。
Q3. 風が強いときは、どうしますか?
風速7m以上だと、行きません。Yahoo天気、Windy、潮見表で、天気・風・波・うねり・潮位を確認します。
Q4. サメや外道の針外しは、どうしますか?
ペンチを使います。
Q5. アカナーは、食べますか?
基本的に食べません。シガテラ毒を持っている可能性があるためです。3kg以下の小型の個体は、食べることもありますが、読者の皆さんには、おすすめしません。
Q6. 他の釣り人との間隔は、どれくらいあけますか?
私は、5m以上あけます。
【まとめ】安全とマナーの3つのポイント
- 釣り場に着いたらライフジャケット・スパイク・グローブを着用。風速7m以上は行かない。磯は単独で行かない
- 竿の尻手リングにロープを付け、投入時は周囲を確認。アカナー等は基本的に食べない(3kg以下の小型は食べることもあるが、おすすめしない)
- ゴミは持ち帰り、他の釣り人と5m以上あける。釣り禁止を確認し、アカジン・マクブは40cm未満をリリース
安全とマナーが決まったら、次は釣り場とタイミングを見直してみてください。全体像は【沖縄打ち込み釣り入門】が参考になります。




