「するするスルルーは、どこでやればいいの?」「堤防でもできる?」――道具をそろえたあとに、いちばん迷うのが釣り場選びです。
私(琉球釣遊会)が釣り場を選ぶときの条件は、潮が沖へ払い出していることと、水深が5m以上あることです。そして、立入禁止や釣り禁止の場所には入らないことを、いちばんの前提にしています。この記事では、その考え方と、釣行前の下見のチェックポイントをお伝えします。
- するするスルルーの釣り場を選ぶ「5つの条件」
- 潮の向き(払い出し・当て潮)と水深の考え方
- 磯・堤防のタイプ別の注意点と、安全・ルールの基本
- 釣り場選びで失敗した私の経験と、下見のチェックリスト
どうも、琉球釣遊会です。沖縄在住で釣り歴は20年以上、するするスルルーは10年以上続けています。
私が釣りをする場所は、地磯、沖磯、そして水深が深い堤防です。どこで釣るにしても、釣り場選びを間違えると、どれだけ良いタックルを使っても釣果が出ません。私自身、潮通しが悪い釣り場を選んでしまい、仕掛けがまったく流れず、釣果が出なかった経験があります。
するするスルルーそのものの解説は、するするスルルー(スルルー釣り)とは?にまとめています。釣り場の基本は、この記事でさらに詳しく掘り下げます。
.webp)
釣り歴20年以上!
年間200匹以上の魚を釣っている!
沖縄の様々なジャンルの釣りを経験!
沖縄の釣り情報やおすすめ道具の情報を発信!
YouTube チャンネル
釣り場は「5つの条件」で選ぶ
私が釣り場を決めるときは、次の5つを順に確認します。
- 潮:当て潮ではなく、沖へ払い出す潮か
- 水深:5m以上あるか
- 根(岩礁)の荒さ:足元に魚が逃げ込む岩礁があるか。あるなら、タックルに余裕を持たせる
- 足場と安全:滑りやすくないか。波が被らないか
- 入れる場所か:立入禁止・釣り禁止になっていないか

この順番には意味があります。5番目の「入れる場所か」は、ほかの4つよりも優先です。どれだけ潮や水深が良くても、立入禁止の場所には入りません。
【条件1】潮|当て潮ではなく、沖へ払い出す潮を選ぶ
私がいちばん重視するのは潮です。するするスルルーは、仕掛けを沖へ送り込んで流していく釣りです。そのため、潮が沖へ払い出している場所が良いと考えています。
払い出しと当て潮の違い
- 払い出し:岸から沖へ向かう潮の流れです。仕掛けを沖へ流しやすく、私が選ぶ潮です
- 当て潮:一般に、沖から岸に向かって当たってくる潮のことです。私はこの潮ではなく、払い出す潮を選んでいます

ピラー記事でも触れたとおり、潮が流れていない釣り場では、仕掛けを沖へ送り込めません。ここは、釣り場選びでいちばん差が出るところです。
失敗談:潮通しが悪い釣り場を選んでしまった
私は、潮通しが悪い釣り場を選択してしまい、仕掛けが流れず、釣果が出なかったことがあります。
釣り場選びでは、まず潮通しを確認することが大切です。竿を出す前に、潮の向きと流れを見てください。
【条件2】水深|5m以上を目安にする
水深は、5m以上を目安にしています。
堤防でも同じ考え方です。するするスルルー(ピラー)でも触れたとおり、堤防でもできますが、潮があまり流れない堤防では釣れる可能性が低くなります。私は、水深があって潮が流れる堤防を選びます。
【条件3】根の荒さ|足元の岩礁と、タックルの余裕
磯では、足元に魚が逃げ込む岩礁(根)があることが多くなります。掛けた魚が根へ走るため、タックルには余裕が必要です。私は磯で10kg以上の魚を想定するときは、ハリスにフロロカーボン20号を5m取っています。考え方は、するするスルルーのライン選びで詳しく解説しています。
魚が根に潜るのを防ぐ竿さばきは、アワセ・やり取りのコツをご覧ください。
【条件4】足場と安全|ライフジャケットと磯靴、波が被る日は釣りをしない
安全面では、次の3つを守っています。
- ライフジャケットを着用する:磯でも堤防でも、必ず着用します
- 磯靴を履く:磯は足場が滑りやすいポイントもあるため、滑らないように磯靴を履きます
- 波が被るときは中止する:磯や堤防に波が被るときは、釣りをしません
海上保安庁の事故事例でも、ライフジャケットは釣りの命綱として、必ず着用するよう呼びかけられています。磯については「足場が不安定」と注意されています。また、防水パックに入れた携帯電話で通報して救助された例も紹介されています。海での事故の緊急通報は118番です(出典:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド 事故事例)。
また、沖へ払い出す強い流れの近くは、万一落ちたときに岸へ戻りにくくなることも考えられます。ライフジャケットの着用は、条件の良い場所ほど大切です。
【条件5】入れる場所か|立入禁止・釣り禁止の場所には入らない
私は、立入禁止や釣り禁止の漁港・堤防には入らないと決めています。潮や水深がどれだけ良くても、です。
- 看板・フェンスの表示を確認する:立入禁止・釣り禁止の表示がある場所には入りません
- 沖堤防は特に注意する:沖縄の沖堤防(沖合に造られた防波堤)は、多くが立入禁止とされています。2024年10月以降は、渡船が利用できなくなった堤防もあります。経緯は那覇一文字が渡し禁止!遊漁船業法改正を分かりやすく解説!で解説しています
- 渡船を使う場合は、事前に確認する:行き先が立入禁止の場所でないか、渡船業者へ確認します
海上保安庁の事故事例には、立入禁止の防波堤に入って、波に足元をすくわれた例も紹介されています。ルールを守ることは、そのまま安全につながります。
釣り場タイプ別の注意点
どのタイプでも、基本の条件(沖へ払い出す潮、水深5m以上)は同じです。そのうえで、タイプごとの注意点を整理しました。
| タイプ | 私の経験 | 注意点 |
|---|---|---|
| 地磯 | 釣りをしている | 足場が滑りやすい場所は、磯靴を履く。根が荒く、魚が潜りやすい |
| 沖磯(離島の磯を含む) | 釣りをしている(慶良間諸島の磯での経験あり) | 渡船の確認が必要。波が被る日は釣りをしない |
| 水深のある堤防 | 釣りをしている | 潮が流れ、水深がある場所を選ぶ。立入禁止・釣り禁止の場所には入らない |
| 沖堤防 | — | 多くが立入禁止。2024年10月以降は渡船が使えない堤防もある |
具体的な釣り場の現地ガイドは、当サイトの釣りポイント紹介カテゴリが参考になります。するするスルルー専用ではなく、沖縄の磯や漁港の現地ガイドです。立入禁止や規制は変わることがあるため、最新の状況を必ず確認してください。
釣行前の下見チェックリスト
私は、釣りを始める前に、次の点を確認しています。
- 立入禁止・釣り禁止の表示はないか:看板やフェンスを確認します
- 潮は沖へ払い出しているか:潮の向きと流れを見ます
- 水深は5m以上あるか
- 波が被らないか:波が被るときは釣りをしません
- 足場は滑らないか:滑りやすければ磯靴を履き、無理をしません
- ライフジャケットを着用したか
ひとつでも当てはまらないときは、場所を変えるか、その日の釣りを中止する判断も大切です。
夜の釣りの準備や安全の実践は、するするスルルーの夜釣り(ナイトスルルー)で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 堤防でもできますか?
できます。ただし、潮があまり流れない堤防では、釣れる可能性が低くなります。私は、水深があって潮が流れる堤防を選びます。立入禁止や釣り禁止の場所には入りません。
Q2. どんな潮がいいですか?
当て潮ではなく、沖へ払い出す潮が良いと考えています。仕掛けを沖へ流しやすいためです。
Q3. 水深はどのくらい必要ですか?
私は、5m以上を目安にしています。
Q4. 慶良間の磯でもできますか?
私は、するするスルルーを始めて1年目の頃に、慶良間諸島の磯で釣りをした経験があります。渡船を使う場合は、行き先や天候を事前に渡船業者へ確認してください。波が被る日は、釣りをしません。
Q5. どんなときに釣りを中止しますか?
私は、磯や堤防に波が被るときは中止します。足場が滑りやすい場所では磯靴を履き、ライフジャケットは必ず着用します。
Q6. 立入禁止の場所でも、少しだけなら大丈夫ですか?
大丈夫ではありません。立入禁止や釣り禁止の漁港・堤防には入らない、と決めています。事故やトラブルにつながるだけでなく、釣り場そのものが使えなくなる原因にもなります。
【まとめ】釣り場選びの3つのポイント
- 潮は、当て潮ではなく沖へ払い出す潮。流れない釣り場では、無理をしない
- 水深は5m以上が目安。磯でも堤防でも同じ
- 立入禁止の場所には入らない。ライフジャケットと磯靴を着け、波が被るときは中止する
釣り場は、安全とルールを守ったうえで選ぶものです。ご自身の釣り場で、まず潮の向きを観察することから始めてみてください。全体像はするするスルルー(スルルー釣り)とは?、ライン(道糸・ハリス)の考え方はするするスルルーのライン選びが参考になります。


