沖縄でトカジャー(クロハギ)を釣る方法を徹底解説!

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沖縄の美しい海に生息するトカジャー(クロハギ)は、鮮やかな青緑色の体色と強い引きが特徴の人気ターゲットです。

この記事では、これまでにトカジャーを何度も釣り上げてきた筆者が、トカジャー釣りに適したタックルや仕掛け、エサの選び方、効果的な釣り方などを詳しく解説します。

沖縄でトカジャー釣りを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください!

  • トカジャー(和名:クロハギ)はクロハギ属の魚で沖縄の岩礁域に生息する!
  • トカジャーの沖縄県記録は69.5センチ・4.34キロ
  • 尾ヒレの棘は手が切れるほど鋭いので注意!
  • トカジャーはウキフカセ釣りで狙う!
  • 独特の臭みがあるので味の好みは分かれる!
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目次

トカジャーとは?特徴と生態を解説

クロハギやニセカンランハギ等、クロハギ属の魚を総称してトカジャーと呼びます。

トカジャーは、沖縄の沿岸部でよく見られる魚で、美しい青緑色の体色が特徴です。オス、メスによって色が違い、オスは青みが強いのに対し、メスは赤みが強く体長約40~50cmほどの色鮮やかな魚です。

主に珊瑚礁や岩礁地帯に生息し、雑食性で海藻や小型甲殻類を食べています。

成魚は50cm以上に成長することもあり、引きが強いため釣りのターゲットとして人気があります。

尾ヒレの棘は手が切れるほど鋭いので注意です!筆者は過去にトカジャーのヒレで指を切って皮膚がパックリと開いてしまった経験がある。

トカジャーの沖縄県記録は?

トカジャーの沖縄県記録は2021年11月に宮古島で釣れた69.5センチ・4.34キロです。

これほどのサイズのトカジャーの引きを想像すると恐ろしくなります。

トカジャー釣りのベストシーズンとおすすめの釣り場

トカジャーは強い引きをするので、沖縄では釣りの対象魚としても人気です。

トカジャーは年間を通して釣ることができますが、特に春から秋(4月~10月)がベストシーズンです。水温が高い時期には活性が上がり、エサに対する反応も良くなります。

沖縄でのおすすめの釣り場は以下のような場所です。沖縄本島をはじめ、離島周辺でもトカジャーは多く見られますが、特におすすめの釣り場は、伊是名島、伊平屋島、石垣島、宮古島などの離島エリアです。離島エリアでは防波堤からでも50cmオーバーのトカジャーが狙える魅力的なポイントがたくさんあります。

筆者は過去に伊平屋島に遠征に行った時に60cm近いトカジャーを掛けている。残念ながらラインブレイクでバラしてしまったが。

  • 沖縄本島の防波堤(宜野湾新漁港、那覇一文字、本部港など)
  • 離島の防波堤(伊是名島、伊平屋島、宮古島、石垣島)
  • 地磯・沖磯(やんばるの磯・慶良間諸島の磯)

トカジャー釣りに最適なタックル・仕掛けの選び方

トカジャーは主にウキフカセ釣りで狙います。掛けた瞬間にもの凄いスピードで力強い引きを見せる。

また、トカジャーは掛けた瞬間に岩陰に逃げようとするので、道糸とハリスは3号以上を推奨します。

タックル

  • ロッド:4.5m~5.3mの磯竿
  • リール:2500番~3000番のスピニングリール・レバーブレーキリール
  • 道糸:ナイロン3号
  • ウキ:ウキフカセ釣り用のウキ
  • ハリス:フロロカーボン3号以上
  • :グレ針6号~8号

40cmクラスのトカジャーを釣るならハリス3号でも釣れますが、50cmオーバーのトカジャーを狙う場合は4号以上を推奨します。

仕掛け

トカジャーを釣る時の仕掛けは、半遊動仕掛け・全遊動仕掛けのウキ釣りで狙います。

半遊動仕掛けは道糸にウキ止め糸をつけて仕掛けを「ウキ止め糸~針」までの水深(タナ)をキープしながら釣る釣り方です。

全遊動仕掛けはウキ止めをつけないでタナを探りながら釣る仕掛けです。ウキに引っかかるウキ止めがない分、魚が餌をくわえた時に違和感を感じにくくなるので、魚が走った時のアタリがラインに鮮明に出るというメリットがあります。

トカジャーが好むエサとは?おすすめの餌

野生のトカジャーは主に糸状藻類などを砂とともに摂食していますが、ウキフカセ釣りで狙う時は一般的にオキアミや練りエサを使用します。、餌取りが多い夏の時期にはオキアミだけでなく練りエサを持って置くことをおすすめします。

また、練りエサの代わりにパン練りを使うのも有効です。

  • オキアミ
  • 練りエサ
  • パン練り

トカジャーの釣り方のコツ

トカジャーは海底付近で餌を拾っていることが多いので、海底付近を狙うことがポイントです。マキエを撒いて上層~中層付近まで浮いてくることもありますが、筆者の経験上、海底付近で餌を拾っている時に釣れることが多いです。また、大型のトカジャーが釣れる時も大抵は海底付近でヒットすることが多いです。

トカジャーがいるタナ(層)までエサを落とせるように、仕掛けのタナを意識しながら釣りをしましょう。

また、トカジャーを釣る上ではヒットしてからのやり取りにもポイントがあります。50cmオーバーになってくるとトカジャーのファーストランを無理に止めようとするとラインブレイクすることが多いので、大型の個体とやり取りする時は、根に入られない程度にラインを出しながらやり取りすることが必要になります。

トカジャーは岩やテトラに潜り込む習性があり、針に掛かった場合は岩やテトラに入られないように注意しながらやり取りが必要になります。トカジャーが潜る障害物がない所ではラインを出し、障害物がある所ではラインを出されないようにする等、大型のトカジャーを釣るためにはある程度の経験や技術が必要になってきます。

釣ったトカジャーの美味しい食べ方・おすすめレシピ

トカジャーの身は半透明で、独特の臭みがあります。沖縄の方言で「10日間臭いが取れない」=「トカジャー」と言われているように、この臭みがあるため好みは分かれます。

料理法は刺身、フライ、煮つけ等で食されます。ちなみに、トカジャーの肝は砂肝のようにコリコリしており、肝を刺身で食べる人もいます。筆者はトカジャーの臭いがNGなので釣っても食べません。

カーエー同様、内臓に独特の臭みがあるので、きれいに取り除く必要があります。

おすすめレシピ

  1. 刺身
    • 釣りたてのトカジャーを薄切りに食べる。時間が経つと臭くなるので新鮮なうちに食べるのがおすすめ。
  2. フライ
    • 切り身に衣を付けてフライにすると食感は鶏のささみを思わせる。
  3. マース煮
    • マースは沖縄の方言で「塩」のこと、マース煮とは塩水で蒸し煮にした調理法のことを言います。マース煮で食べる人が多い印象です。

まとめ

沖縄でトカジャーを釣るには、適切な仕掛けとポイント選びが重要です。特に春から秋にかけては活性が高く、釣りやすい時期です。しっかり準備して、沖縄の美しい海でトカジャー釣りを楽しんでみてください!

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