沖縄でキス釣りを始めよう!初心者向けのキス釣りガイド

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沖縄の美しい海でキス釣りを楽しみたいけど、何から始めたら良いか分からないという方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんな釣り初心者の方でも気軽に始められるキス釣りについて詳しく解説していきます。

キス釣りは、手軽に楽しめる釣り方の一つとして人気が高く、沖縄の海でも多くの釣り人が楽しんでいます。

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目次

キス釣りとは?

キスは、砂地に生息する魚で、その白く美しい姿から「砂浜の女王」とも呼ばれています。キス釣りは、投げ釣りと呼ばれる方法で、キスが好む砂地に向かって仕掛けを遠投し、キスを誘い出す釣り方です。

沖縄で釣れるキスはホシギスモトギスという種類で、沖縄で釣れるキスはほとんどホシギスです。

沖縄の冬は魚が釣れなくなってきますが、キスは冬でも釣れる数少ないターゲット。

大きいもので最大30センチを超えることもあります。小さな割に引きが強く、置き竿にしていると竿をひったくることさえあります。そのため、釣り人はキスを「小さな大物」と呼びます。

綺麗な海に生息し、ミミズや小さなエビを捕食しています。

ファミリーフィッシングや手頃な仕掛けで釣れる魚なので、初心者の方にもおすすめのターゲットです!

キス釣りの時期

キスは年中釣れますが、ベストシーズンは9月〜10月3月~5月と言われています。このシーズンが大型が釣れる上に数も釣れます。

夏場になると釣れるサイズが小さくなり、15cm~20cmのものが多くなります。昼に釣るのがメインですが、夜釣りでも狙える魚で、夜釣りの方が釣れる型が大きいです。

キス釣りのポイント・釣り場

キスは砂泥底の海底に生息し、ゴカイ・小エビ・小魚を捕食しているため、釣り場は砂泥底のポイントを選びます。ビーチだけでなく漁港でもよく釣れます。

綺麗な砂浜よりも泥と砂が混ざった場所がベストです。漁港内よりも砂浜の方が数が釣れ、型も大きいです。

沖縄でキス釣りをするメリット

キス釣りはファミリーフィッシングや手頃な仕掛けで簡単に釣れるというメリットがありますが、他にも以下のようなメリットがあります。

  • 手軽に楽しめる: 比較的安価な道具で始められるため、気軽に楽しめます。
  • 一年を通して楽しめる: 沖縄では、冬を除き一年を通してキス釣りを楽しむことができます。
  • 美味しい魚が釣れる: キスは刺身や天ぷらなど、様々な料理で美味しく食べられます。

キス釣りのタックル・仕掛け

キス釣りは投げ釣りで狙いますが、他人よりも遠くに仕掛けを投げた方が釣果は上がります。キス釣りのベテランの人は120m~150m投げます。

そのためには投げ釣り用の道具が必要で、竿・リールは投げ釣り専用のものを使用し、道糸はナイロンラインの2号~3号を使用します。

キス釣り専用の道具でなくても釣れるので、初心者やファミリーフィッシングの人は安価な振出式ロッド(4m前後)とスピニングリールでOKです。

キス釣りの道具

キス釣りに必要な道具は以下の道具になります。

  1. ロッド: 初心者には、投げやすい4m前後の振出式のロッドがおすすめです。
  2. リール: スピニングリールが一般的です。
  3. 道糸: ナイロンラインの2号~3号がおすすめです(より遠投したいベテランにはPEラインを推奨)。
  4. 仕掛け: キス用の投げ釣り仕掛けが売られています。
  5. オモリ・ジェット天秤: 20号前後。重さは、風や潮の流れに合わせて調整します。

①ロッド

キスの投げ釣りには、近場狙いのライトな装備で行える「ちょい投げ釣り」と、本格的な投げ竿を使用して遠投する「投げ釣り」があります。

  1. 遠投投げ釣り用ロッド
  2. ちょい投げ釣り用ロッド

1.遠投投げ釣り用ロッド

投げ釣り用ロッドは4m以上の竿を使用し、ときには100m以上仕掛けを遠投します。長い竿と重いオモリを使うので体力も必要になり、初心者にはハードルの高い釣りのイメージもありますが、広範囲にキスのいるポイントを探れるのが大きなメリットです。

また、仕掛けを遠投するために長竿を思いっきり振り切る爽快感も大きな魅力となります。

これからキス釣りを始める人にはシマノの「ホリデースピン」がおすすめです。シマノの投竿のなかで最も手頃な価格帯の竿で、これから投げ釣りを始める人にとっての最初の1本としておすすめ!


2.ちょい投げ釣り用ロッド

ちょい投げ釣り用ロッドは、本格的な投げ釣り用ロッドとは異なり、近場でキスが狙える釣り場やキスが浅場に接岸する温かい時期にライトなタックルで楽しむ用のロッドです。仕掛けが軽くて扱いやすいため、初心者でも簡単に始められて、キスのアタリや引きを存分に味わえるのが魅力となります。

エギングロッドやシーバスロッド、短めの投げ竿やライトゲーム用のルアーロッドなどが使用されます。長さはキスを狙う釣り場にもよりますが2~3m前後の竿が扱いやすいです。

筆者はシマノの「ルアーマチック」を使って近場でのちょい投げ釣りをしています。5,000円程度で購入できるので初心者におすすめのロッドです。

②リール

キス用のリールは投げ釣り用のスピニングリールを使用します。スピニングリールは糸を出すときに、糸が巻かれているスプールが回転しないので、摩擦抵抗を抑えられるのが利点です。

また、投げ釣り用の大型リールならスプールも大きく溝が浅いため、糸をより多く巻けて摩擦も少なく、遠くに投げやすくなります。

投げ釣りで釣果を上げるには、仕掛けをいかに遠くまで飛ばせるかが決め手です。糸を長く出して遠投できるとより広い範囲から魚を誘えるため、沖にいる魚にアプローチするのに有利です。

遠浅の砂浜に生息するキスを狙うなら投げ釣り用のリールを使いましょう。

筆者はシマノから発売されている「アクティブサーフ」をおすすめします。6,000円前後で購入できる投げ専用リールの入門モデルです。

安価なモデルであっても爽快で楽しい投げ釣りを叶えるために、上位機種にも採用されているアルミスプールや糸ヨレやスムーズな使用感に繋がるベアリングなどを備え、コストパフォーマンスに優れたリールです。

③道糸

道糸はナイロンの2号前後が適しています。細い方が、仕掛けの飛距離が出る、トラブルの原因となる糸グセが付きにくい、風になびきにくいといったメリットがあります。

投げ釣りに慣れてきてより飛距離を出したいのであれば、PEラインの使用を考えてみましょう。ナイロンラインと比べて伸びがないことから、キスの「ブルブルッ」といった鋭いアタリをダイレクトに感じることができるため楽しさが増します。

また、PEラインはナイロンラインよりも引っ張り強度に優れているため、0.8号前後といった細い号数の使用が可能になり、その分仕掛けの飛距離が大幅に向上します。

④仕掛け

キス釣り初心者にはオモリとハリス付きのハリがパッケージされたセットものを使うのが便利です。キスのチョイ投げ用仕掛けは専用のものがたくさん発売されているので、「チョイ投げ用」と明記されたものを選べばOKです。

鈎の数は2本か3本のものが多く、小さめの鈎(4〜6号程度)のものを選べば小型も大型も掛かりやすくなります。

⑤オモリ・ジェット天秤

キスは底付近を泳いでいるため、しっかりと海底まで仕掛けを届けられる重さのオモリを選びましょう。

キス釣りに慣れてきたら、既に紹介したオモリと針がセットになった仕掛けではなく、オモリは自分でセットしましょう。

オモリはナス型オモリやジェット天秤などがありますが、個人的にはジェット天秤がおすすめです。理由は仕掛けを作るのが簡単なのと、初心者の方でも飛距離を出すことができるからです。

オモリの号数は仕掛け投げる距離や潮の流れに応じて選択しましょう。

ハヤブサの「ライトショットシンカー 立つ天秤 スマッシュ」はちょい投げ向きの逆V字型天秤です。

海底で立つ形状のため仕掛が漂うのが特徴で、海底から少し浮いたところを泳ぐキスを狙いやすく、根掛かりしにくい、メゴチなどの外道を避けやすいといったメリットがあります。

また、道糸と仕掛けがまっすぐになるので感度も非常にいいアイテムです。オモリと一体になった天秤で、オモリの種類は、3号・5号・7号・10号・15号・20号のラインナップがあります。

キス釣りでは仕掛けが海底に引っ掛かることもあるので、2〜3セット用意しておきましょう。

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その他

  • クーラーボックス: 釣った魚を持ち帰るために必要です。
  • バケツ: 釣った魚を入れるためのバケツがあると便利です。
  • タオル: 手を拭いたり、汗を拭いたりするために持っていきましょう。
  • 帽子: 日焼け対策に帽子があると良いでしょう。
  • 飲み物: 水分補給のために飲み物を用意しましょう。

キス釣りの餌

キス釣りの餌は沖縄県産地物の島ミミズが抜群に食いつきが良いです。地元の海で取れる餌だけに、昼夜ともに食いが良く、しかも大型が釣れる確率が高いです。次にイシゴカイ、青イソメといった順番で食いつきが良いと感じています。

島ミミズを販売している釣具店は少ないですが、メルカリやジモティーでも買えます。時期や出品者にもよりますが、1,500円で100匹程度が相場です。

島ミミズは、臭いが強く潮に濁りが有るときかなり釣果アップにつながります。

キス釣りの基本

  1. 釣り場の選び方: 砂浜や堤防など、砂地になっている場所を選びましょう。
  2. 仕掛けの準備: 仕掛けをセットして餌をつける。
  3. 仕掛けを投げる: 力強く仕掛けを遠投します。
  4. アタリを待つ: アタリを待ちます。
  5. 誘い:アタリがない場合はゆっくり糸を巻いてキスを誘います。
  6. アワセる: キスが餌に食い付いたら、素早くアワセて掛けます。

①釣り場の選び方

キスは砂地の場所に生息しているので、砂浜や堤防など、砂地になっている場所を選びましょう。

②仕掛けの準備

仕掛けをセットして餌(島ミミズ、イソメ、ゴカイ)をつけます。

針につける際は半分または3分の1ぐらいにカットして使います。

また、イソメを針に通す際は必ず頭から針を通しましょう。お尻の部分から針を通そうとすると、イソメが危険を察知して自分の体を切り離してしまうことがあるからです。

頭から針をさせば問題ありません。しかし、イソメは歯を持っていて頭に針を刺そうとすると噛み付いてきます。噛みつかれても特に痛くはないですが、気持ち悪いと感じる人はハサミやカミソリなどで頭を落としてから使いましょう!

③仕掛けを投げる

キス釣りは仕掛けを遠くに飛ばすためにフルスイングします。オモリは20号前後を使っているので、仕掛けを投げる時は周辺に人がいないかよく確認してから投げましょう。

アタリがない場合は投げる方向や距離を変えてみると釣果がUPします。

④アタリを待つ

仕掛けを投げたらアタリがあるまで待ちます。小さなアタリでも焦らず、しっかり食いつくまで待ちましょう。

⑤誘い

アタリがない場合はゆっくり糸を巻いてキスを誘います。

ゆっくり糸を巻いて餌をズル引きすることで、キスが餌に気付き食いつきが良くなることがあります。根がかりが多いポイントではおすすめできませんが、砂地では有効な手段です!

また、餌をイソメの一本掛けや房掛け(2~3匹掛け)することによって魚へのアピール力が高くなり、キスの反応がよくなります。しかし、餌取りに餌が取られやすくなったり、餌の消費が激しくなるというデメリットもあります。

⑥アワセる

小さなアタリでも焦らず、しっかり食いつくまで待ちましょう。

沖縄でキス釣りを楽しむ際の注意点

  • マナーを守りましょう: 釣り場をきれいに使い、他の釣り人とのトラブルに注意しましょう。
  • ライフジャケットの着用: 海での釣りでは、ライフジャケットの着用を心がけましょう。
  • 日焼け対策: 日焼け止めクリームを塗ったり、帽子をかぶったりするなど、日焼け対策をしっかり行いましょう。
  • 熱中症対策: 水分補給をこまめに行い、熱中症対策をしましょう。

沖縄のキス釣りのポイント

沖縄のキス釣りのポイントは以下の地域になります。以下の砂浜や防波堤から狙ってみましょう!

  1. 沖縄本島北部:名護市羽地
  2. 沖縄本島中部:うるま市石川・赤野、沖縄市泡瀬、北中城村熱田
  3. 沖縄本島南部:糸満市、南城市馬天

まとめ

キス釣りは、手軽に楽しめる釣り方の一つです。沖縄の美しい海でキス釣りを楽しんで、美味しいキスを釣り上げてみましょう。

この記事が、あなたのキス釣りデビューの役に立てれば幸いです。

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