ラインの性能を十分に引き出してバラシを減らすためには、日頃からラインのチェックが欠かせません!
釣りにおいてラインは命で、仕掛けは繊細なもの。
特に、フカセ釣りのような細いラインを使用する釣りでは、仕掛けはさらに繊細なものとなります。
入念にラインのチェックをせず、ラインに少しでも傷があれば、魚を掛けた時にそこから切れる可能性が高くなる。
ラインチェックとメンテナンスをしていれば釣れたであろう魚を、少しのチェックの怠慢によって逃してしまうのはもったいない。
という事で、掛けた魚をより確実に取り込むために今回はフカセ釣りに釣行中における道糸のチェック事項について考えます。
道糸のチェック事項
釣行時に道糸の以下の点を頭に入れておくことで、バラしのリスクを下げることができます。
- ナイロンは紫外線に弱い
- ウキの誘導部分の道糸はダメージを受けやすい
- 大型魚とのやり取り後もダメージを受けている
それぞれのチェック事項について解説していく!
①ナイロンは紫外線に弱い
フカセ釣りの道糸に使用されるナイロンは紫外線に弱く、10時間紫外線を浴びるとその強度な20%〜50%低下するそうだ。
そのため、毎回釣行後にはダメージチェックをして、使用した部分の道糸をカットする等の対策が必要になる。
私は4回の釣行で道糸を巻きかえるようにしています。
使ったラインを切って行って4回使うのではなく、2度釣行したらラインを反転させてまた2回使う方法を取っています。
道糸を巻き替える時は、「高速リサイクラー2.0」という道具を使って巻き替えています!
よく釣具屋さんでラインを巻いてもらう時に見かけるやつです。
ラインを高速かつ綺麗に巻き替えることができます。
②ウキの誘導部分の道糸はダメージを受けやすい
仕掛けを投入して道糸がウキの穴を通り抜けていくだけならそれほどダメージは受けないでしょう。
しかし、ウキフカセ釣りでは毎回アタリがある度にアワセを入れます。
アワセを入れる度にウキの穴を通る部分のラインには摩擦が生じ、道糸の表面に傷がついてしまうので注意が必要。
③ガイドを通る部分もダメージを受ける
ガイドと接する道糸部分は、糸を巻き取る度にガイドとこすれ表面のコーティングが削られてしまう。
そのため、釣行の際には数時間に一度このガイドと接する道糸の部分を切るのが理想。
④大型魚とのやり取り後もダメージを受けている
大型魚とやり取りをしている時は道糸にかなりの負担がかかり、道糸が伸びている可能性がある。
そのため、大型魚を釣り上げた後は、道糸をカットする必要がある。
毎回の釣行の際には上記の事に注意しラインのチェックを行って欲しい。
そうする事で、面倒くさいかもしれないが、日頃からのこうした細かなチェックがバラシのリスクを減らし、釣果アップに繋がるだろう!
まとめ
この記事では、ラインの性能を十分に引き出してバラシを減らすための道糸のチェック事項を説明しました!
フカセ釣り初心者の人は、以下の点を頭に入れておくことで、バラしのリスクを下げることができます。
- ナイロンは紫外線に弱い
- ウキの誘導部分の道糸はダメージを受けやすい
- 大型魚とのやり取り後もダメージを受けている