この記事ではするするスルルー歴10年以上の筆者が、するするスルルーの撒き餌や付け餌の付け方について解説します。
これからするするスルルーを始めたい人は、この記事を読むことで、以下の点について理解することができます。
餌の撒き方や付け餌の付け方が釣果を左右することもあるので、記事を読んでしっかりと頭に入れておいて下さいね!
- するするスルルーに必要な撒き餌の量
- 撒き餌の作り方
- 撒き餌の撒き方
- するするスルルーの付け餌の付け方
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するするスルルーの撒き餌
するするスルルーの撒きエサにはキビナゴ(沖縄の方言で「スルルー」)を使用し、マキエでスルルーを撒き、サシエにもスルルーを掛けてマキエとサシエを同調させながら潮の流れに乗せて釣ります。
するするスルルーの撒き餌に関して以下の点を説明していきます。
- するするスルルーに必要な撒き餌の量
- するするスルルーの撒き餌の作り方
①するするスルルーに必要な撒き餌の量
するするスルルーの撒き餌の量は、餌取りの量に応じて調整することになりますが、一日分の餌(キビナゴ)の量は、6kgが基準になります。
6kgを基準に、エサ取りが多い夏の時期は6kgより多めに準備したり、エサ取りが少ない冬の時期は6kgより少なめに準備するなど調整して下さい。
沖縄では3kgのキビナゴパックが売っているので、3kgパック×2つを買えばOKです。
一方で、本土ではキビナゴを箱単位で入手するのが難しく、
・kg単位でネット購入
・釣り餌屋さんで300gくらいのパックで売ってるものを大量に買う
しかないみたいです。
そのため、本土の人はネットで購入しても良いでしょう!
ネットで買っても釣具店とそれほど値段は変わらず、餌の状態もいいのでネットで買うのもありです。
1,500円/kgほどになります。
撒き餌のキビナゴって高いな~と思う人?
エサ代を節約する方法教えます!
エサ代節約方法としては、撒き餌にイワシを使う方法があります。キビナゴよりもイワシの方が安いです。
ただし、イワシは半解凍ぐらいだとさし餌に使えるんですが、溶けてくるとだんだん身がボロボロになってくるので、あくまでもイワシを代用するのは「撒き餌」です。付け餌はキビナゴを使用しましょう!
マキエの集魚力を高める方法として、隠し味にイワシ粉末を混ぜるとより集魚力が高まります。
②するするスルルーの撒き餌の作り方
するするスルルーの撒き餌は、冷凍されたキビナゴをバッカンに入れて解凍するだけですが、一工夫するとより釣れる確率が高くなりますので、ここで教えちゃいますね!
買ってきたキビナゴは凍っているので、解凍するためにバッカーに水を張ってその中に入れます。
解凍して溶けてくると、バッカンの水面に浮いてくるキビナゴがあります。その浮いてくるキビナゴは空気が入ってて膨らんでいるので、それを潰して撒いた時に沈むようにします。
空気が入ったままのキビナゴだと撒き餌として餌を撒いた時に、キビナゴが表層に浮いたままで魚がいるまで餌が届かないからです。
「餌の空気を抜く」というひと手間を加えることで、撒き餌を無駄にすることなく、しっかりと魚がいるタナまで餌を届けることができます。
するするスルルーの付け餌の付け方
するするスルルーに使う付け餌のキビナゴは、撒き餌のキビナゴと併用します。
撒き餌の中から状態の良いキビナゴを選んで針に付けることになりますが、付け餌には付け方があるので解説します。
誤った餌の付け方をすると仕掛けを投入した時に餌が外れやすくなるので、ここでしっかりと正しい餌の付け方をマスターしましょう。
キビナゴの針への刺し方は、まず、目から針を抜きます。

針を通したら背中の硬い骨のあたりに針を刺します。

糸を引っ張るって針を伸ばすととキビナゴが真っ直ぐになります。
少しでも歪んでいたり、たるんでいたりすると仕掛けを投げた時に餌が外れやすくなるので、餌はできるだけまっすぐに刺します。

するするスルルーは撒き餌なしでも釣れるのか?
「できれば撒き餌を使わずに、するするスルルー釣りを楽しみたいけど、撒き餌なしで釣れるの?」と気になっている人もいると思います。
「撒き餌なし」でするするスルルー釣りをすることは、不可能ではないけど、釣果は激減し、釣りの難易度は格段に上がります。
正直なところ、それはもう「するするスルルー」という釣りの魅力や強みを、自分から手放してしまっているようなものです。
するするスルルーで撒き餌なしの場合、以下の理由から釣果が激減する可能性があります。
- 魚を「寄せる」ことができない
- 魚の「警戒心」が解けない
- 付け餌を「カモフラージュ」できない
①魚を「寄せる」ことができない
するするスルルーの最大の強みは、大量の撒き餌で広範囲から魚を自分のポイントに寄せることにあります。撒き餌がないと、魚の視覚や嗅覚に強く訴えることができず、たまたま目の前を通りかかった魚しかターゲットにできません。
これでは魚との遭遇率が圧倒的に低くなってしまいます。
②魚の「警戒心」が解けない
警戒心が強い魚でも大量のスルルー(キビナゴ)が流れてくることで、「今日はごちそうだ」と活性が上がり、警戒心も薄れて捕食スイッチが入ります。
撒き餌はこの「お祭り騒ぎ」を演出するための重要な要素なのです。付け餌がポツンと一つ流れてきても、賢い大物はなかなか口を使いません。
③付け餌を「カモフラージュ」できない
これが一番大事なポイントです。するするスルルー釣りのキモは、撒き餌の流れの中に、針が付いた付け餌を同調させて紛れ込ませることにあります。
魚から見ると、たくさんのスルルーが流れてくる中で、一つだけ不自然な動き(糸や針が付いている)をする餌は見破られやすいのです。撒き餌の群れに隠すことで、魚に違和感なく食わせることができるのです。 撒き餌がないと、あなたの付け餌は魚から丸見えの状態で、完全に見切られてしまいます。
まとめ
この記事では、するするスルルーの撒き餌や付け餌の付け方など、以下の点について解説しました。
- するするスルルーに必要な撒き餌の量
- 撒き餌の作り方
- 撒き餌の撒き方
- するするスルルーの付け餌の付け方
その上で、この記事を要約するとポイントは以下のとおり。
- するするスルルーに必要な撒き餌の量は、6kgが基準!
- 撒き餌代の節約のためにキビナゴの代わりにイワシを代用するのもアリ!
- 撒き餌を作る際、空気が入っているキビナゴは潰して空気を抜く!
- 付け餌は針を目から通して、キビナゴが真っ直ぐになるように刺すのがポイント!
するするスルルーをこれから始める人にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
するするスルルーについては、こちらの記事で徹底解説しているので、これからするするスルルーを始める人はこちらの記事も読んで下さいね!
