どうも、琉球釣遊会(@oki_fukase)です。
この記事では、釣り歴15年の筆者がチヌのウキフカセ釣りについて解説!
ウキフカセ釣りでチヌを釣りたいけど、必要な道具や仕掛けが分からない。
初心者におすすめの竿やリールを教えて欲しい。
このような悩みを持っている人のために、この記事ではチヌのウキフカセ釣り初心者のために、仕掛けや道具を分かりやすく紹介する。
初心者におすすめの竿・リール・ウキを具体的に紹介するので、初心者はここで紹介する道具と仕掛けを買えば最初の1匹に近づく!
- チヌのウキフカセ釣りに必要な道具や仕掛けが分かる!
- 初心者におすすめの道具を正直に教えるので、道具選びで失敗することがなくなる!
チヌのウキフカセ釣りとは?
出典:シマノHP
マキエサ(集魚剤)を撒いてチヌを寄せて、集まったチヌを狙う釣り!
ウキフカセ釣りは、マキエサを撒いて魚を集めるので、たくさんの魚がエサに集まって来やすく、初心者でも釣りやすい!
【ウキフカセ釣りの動作の手順】
- マキエを撒く!
- マキエを撒いた所へ仕掛けを投入!
- 魚が針の付いたエサを喰ってウキが沈んだら竿を立ててアワセを入れる!
- ヒット!
チヌのウキフカセ釣り仕掛け
チヌのウキフカセ釣りの仕掛けは、その名の通りウキを付けた仕掛けでウキに出るアタリを拾って魚を釣る釣り方。
チヌのウキフカセ釣りの仕掛けには、
- 半遊動仕掛け
- 全遊動仕掛け
の2種類の仕掛けがある。
半遊動仕掛け
ウキから針までの長さを固定して、自分で魚がいるタナを設定して釣る!
自分が狙うタナがイメージしやすく、アタリが取りやすいのが特徴。
重めの仕掛けでエサをチヌがいる底まで落とすことができるので、底付近を重点的に狙い効率良くチヌを釣ることができる。
また、仕掛けに付いているウキ止めの位置を動かすことで、瞬時にウキ下の深さを変えられる。
さらに、仕掛けが安定しているので潮流が速い釣り場や、風が強い状況にも対応。
一方、半遊動仕掛けは狙うタナが決まっているので、魚がいるタナが変わればその都度ウキ止めの位置を変えてタナの調整が必要になる。
初心者はウキフカセ釣りのスタンダードな仕掛けである半遊動仕掛けがおすすめ!
半遊動仕掛けのメリット・デメリット
【メリット】
- アタリが取りやすい!
- 狙ったタナを効率的に狙うことができる!
- 仕掛けが安定しているので、流れが速い釣り場や風が強い状況にも対応!
【デメリット】
- 設定したタナの範囲の魚しか釣れず、魚のタナに合わせて定期的にウキ止めの位置を変更する手間がかかる。
全遊動仕掛け
ウキ止めを付けない仕掛けで海面から海底までツケエを落とし込んで、タナを探りながら釣って行く釣法。
ウキ止めを付けないということは、ウキを通った道糸がスルスルと出ていくので仕掛けはゆっくりと表層~海底へと落ちていく。
このため、上層~下層のすべてのタナの魚を狙えるメリットがある。
全遊動仕掛け:ウキ止め付けてないのにウキが沈む理由
出典:釣研HP
全遊動仕掛けのアタリは、ウキやラインで確認する。
これまで半遊動仕掛けをしてきた人は、ウキ止めを付けていないのに、なぜウキが沈むのか疑問に思うかもしれない。
そう思う人は上の画像をご覧頂ければイメージしやすいかもしれない。
魚が仕掛けを引っ張た時に、ウキの穴を通っている道糸とウキの穴との接点に摩擦抵抗が生じウキが沈むという原理だ。
全遊動仕掛けはウキ止めを付けないので上層~下層まで広くタナを探れるが、フカセ釣りに慣れている人じゃないと、仕掛けがどのくらいのタナまで送り込めたか分からない。
そのため、チヌがいる底付近まで仕掛けが入っているかどうかが初心者には分かりにくい。
全遊動仕掛けのメリット・デメリット
【メリット】
- 上層~下層まで広範囲のタナを探ることができる!
【デメリット】
- 魚がいるタナまで仕掛けが入っているかどうか初心者には分かりにくい。
全遊動仕掛けは上層~下層まで幅広いタナを探ることができるため、魚がどのタナで喰ってくるか分からない状況にも対応できる。
一方、仕掛けを上手くなじませるためには、適切なラインメンディング(=自然に仕掛けを入れるために竿を動かして道糸を操作する動作)が求められるので、初心者は半遊動仕掛けを覚えてから全遊動仕掛けを試してみると良い!
チヌのウキフカセ釣りの竿の特徴
チヌ竿はフカセ釣りで通常使用するグレ竿とは異なった特徴があるので、チヌ竿の特徴を説明する。
チヌ竿はフカセ釣りで通常使用するグレ竿とは異なり柔らかい胴調子設計となっている。
胴調子の竿は、竿が曲がる支点が先調子の竿よりも手元側になる。
竿全体は柔らかく、魚を掛けた時には、竿全体でその力を受け止めるため、力が竿の元付近に乗り、元竿付近から思い切り曲がりこみます。
チヌ竿が柔らかい胴調子設計となっている理由は、チヌとグレの引きに違いがあるからだ。
- チヌ:グレよりも泳ぐスピードが遅く、障害物に逃げる性質が弱い。
- グレ:チヌよりも泳ぐスピードが速く、障害物に逃げる性質が強い。
グレはチヌよりも引きが強く、障害物に逃げる性質が強いので、グレ竿は魚の引きに対して反発力がある竿が必要で、時には強引なやり取りも求められる。
一方、チヌはグレよりも引きが弱く、障害物に逃げる性質が弱いので、竿の反発力や強引なやり取りはそれほど求められない。
また、チヌは針が掛かった時に首を振ることがある。
やり取り中のチヌの首振りによる衝撃を吸収するためにも、チヌ竿は柔らかい胴調子の竿が良い。
チヌ釣りでは細いラインを使用するが、柔らかい胴調子の竿を使うことで、ラインへの負担を軽減することができる。
初心者におすすめのチヌ竿
チヌのウキフカセ釣りの竿は、5m~5.3mの長さの磯竿で号数は0号~1号の号数をメインに使用する。
グレ用の竿と比べて使用する号数が小さく竿が細い。
初心者は1号以上(1号~1.5号)がおすすめ!
竿のパワーで初心者のやり取りをサポートしてくれる。
竿の使い分けは、より細いハリスを使いたければ小さい号数(1号以下)、障害物が多い釣り場では大きい号数(1号以上)を選ぶ。
チヌ竿の特徴や号数について説明したので、おすすめのチヌ竿を紹介する。
https://fukase-fishing-info.com/blackhead-seabream-fukase-fishing-rod/
シマノ:HOLIDAY ISO [ホリデー イソ]
防波堤・磯竿の決定版! 手頃な値段であるにも関わらず、軽快な操作性を実現しより多くの人にとって扱いやすい。
ダイワ:リバティクラブ 磯風
1本で様々な魚を狙えるよう、扱いやすく丈夫な設計でクセのない調子に仕上げた堤防用万能竿。
ウキを使ったフカセ釣りからサビキ釣りまで幅広く使用できるラインナップも魅力。
シマノ:アドバンス イソ[ADVANCE ISO]
初心者向けのエントリーモデルの域を超えたポテンシャルを持ったロッド。
スパイラルXを搭載したブランクスにより、ひとクラス上のモデル、ラディックスに肉薄する基本性能を持つ。
しっかりとポイントを撃ち、掛けた魚はロッドを曲げ込むことで素早く浮かせます。
確実にリールをホールドするシマノオリジナルスクリューシートを採用しているので、握り込みやすく、安定したやり取りが可能。
ダイワ:リーガル
堤防釣りから沖磯釣行までこなせる実力派ロッド。
リールシートは軽量の板シート仕様で、黒鯛(チヌ)やメジナ(グレ)のフカセ釣りに対応。
本格的な釣りをはじめてみたい方はもちろん、ベテラン釣りファンにも満足して頂ける仕様を目指し、価格と性能の好バランスを追求したハイバリュー・ハイパフォーマンスモデル。
ダイワ:インプレッサ・Y
最新機能を搭載したハイコストパフォーマンスロッド!
軽さとパワーを両立させた高密度HVFカーボンを採用したことにより、しっかりと曲げこんで力強く粘る。
トップ(♯2番固定までに)にFUJI製軽量カーボン強化樹脂フレームIMガイドを搭載することで、軽快な操作性を得たと同時に、IMガイド形状によりライントラブルを軽減(遠投を除く)。
魚を掛けてからはX45のパワーで短時間で浮かせることが可能!
1号~2号のスタンダードタイプは穂先にメガトップを使用し、食いの渋い状況でも魚に違和感無くエサを食わすことがでる。
また、幅広いラインナップで、チヌ以外の対象魚を狙ったウキフカセ釣りにも対応。
シマノ:ラディックス [RADIX]
幅広いフィールドと釣法に対応する15ラインナップ!
- 0.8号(4.5m、5.3m)
- 1号(5.3m)
- 1.2号(5m、5.3m)
- 1.5号(4.5m、5m、5.3m、6.3m)
- 1.7号(5m、5.3m)
- 2.0号(5m、5.3m、6.3m)
- 3.0号(5.3m)
08号シリーズは中小型グレ、黒鯛に対して、より繊細なアプローチが可能。
チヌ釣りには0.8号~1.5号がおすすめ!
長さのラインナップも豊富なので、釣り場に合わせて最適な長さを選択できるから嬉しい!
竿の調子は先調子ではあるが、魚が掛かるとそれなりに曲がってくれるので、胴調子に近い先調子と思っていただければ良いだろう。
竿のカーボンをX状に巻くスパイラルXにより強くて軽い!
出典:シマノHP
手元の安定感が向上するスクリューシート搭載の本格仕様。
穂先はIMガイドとなっているので、糸絡みが少なく操作性も良い!
ダイワ:波濤
使いやすい機能を満載したダイワ上物竿のスタンダードモデル!
仕掛けを振り込みやすく、竿はしっかり曲がって魚を浮かせる。
出典:ダイワHP
あらゆる番手のリールもきっちり保持する新型スクリューシート搭載しているので、大きな魚が掛かってもリールがガタつきにくい。
出典:ダイワHP
穂先が軽量化され仕掛けの投入や竿ブレが軽減され、釣り人の操作が快適になっている。
穂先は高感度・高強度のメガトップを採用。
出典:ダイワHP
この価格帯の竿には初のガイド合わせマークが採用されているので、準備を正確かつスピーディに行うことが可能。
シマノ:鱗海(りんかい) AX
チヌ専用のベーシックロッド。
実売価格2万円台の竿とは思えないほどのスペックを備えている。
- 違和感なく喰い込ませる穂先
- 魚を怒らせないしなやかな曲がり
- 柔らかいエサにも対応した遠投性能
ネジレ、つぶれ強度に優れたスパイラルXの本格的胴調子は大型黒鯛にも臆することなく、じわりと間合いを詰めていく。
穂先もIMガイドが搭載されているので、細いライン放出がスムーズで、糸絡みも少ない。
出典:シマノHP
手元の安定感が向上するスクリューシート搭載の本格仕様で大型黒鯛の強い引きにも対応。
ダイワ:銀狼
ダイワのチヌロッドシリーズの銀狼の中でも手頃な価格で入門者でも本格的なチヌ竿調子を体感できるハイコストパフォーマンスロッド。
柔軟なブランクスは細ハリスをしっかりいたわり、ハリス切れを防ぎながらチヌを暴れさせずに獲る。
2019年にダイワの銀狼シリーズに加わったこの「NEW銀狼」は、”扱いやすさにこだわった調子”!
負荷が掛かると胴まで曲がり込んで粘りを発揮する本格的なチヌ竿調子ですが、操作時の調子はやや張りを持っているので、ラインメンディングなどの操作時に大きなメリットを発揮する。
ベロンベロンの柔らかい胴調子では竿先がもたついてしまい、ラインを操作することができないが、適度に張りの竿はスムーズにラインを操作することが可能。
チヌのウキフカセ釣りのリール
チヌのウキフカセ釣りに適したリールには2つのタイプがあります。
- スピニングリール(2500番〜3000番)
- レバーブレーキリール(2500番〜3000番)
『スピニングリール』は多くの人がイメージするハンドルを巻いて糸を巻き取るリールです。
スピニングリールは、リールのハンドルを巻いて糸を巻き取り、ドラグと呼ばれるリールの上にあるツマミを巻いたり緩めたりして糸を出します。
一般的にリールと言えばこのスピニングリールです。
一方、『レバーブレーキリール』は、糸を巻き取るのはスピニングリール同様ハンドルを巻いて行いますが、糸を出すのがスピニングリールと少し異なり、レバーを使って糸を出したり止めたりできます。
出典:シマノ
おすすめは断然レバーブレーキリールです!
しかし、チヌのウキフカセ釣り初心者の人は、スピニングリールから使い始めて慣れてきたらレバーブレーキリールを使えば良いでしょう!
リールの番手(≒スプールのサイズ)は、ナイロンラインの1.5号~2号を150m以上巻ける2500番~3000番がおすすめ!
リールの番手が大きくなればなるほど、スプールに巻ける糸の量が多くなる。
同じ番手でもメーカーによって糸巻量が異なる。
同じ番手でもダイワのリールの方が多く糸を巻ける。
チヌのウキフカセ釣りのリールにはナイロンラインの1.5号~2号を巻くが、
- シマノ:2500番~3000番
- ダイワ:2500番
で良いでしょう!
では具体的に、初心者におすすめのスピニングリールとレバーブレーキリールを紹介する。
シマノ:ネクサーブ
安心のシマノクオリティで高耐久なエントリーモデル。
ラインの放出をスムーズにするAR-Cスプールの搭載により、トラブルレスで高い遠投性能。
ブラックを基調としたブルーメッキが目を引くデザイン性。
ダイワ:ジョイナス
回転性能と耐久性を兼備した糸付き汎用スピニングリール。
ナイロンラインがスプールに巻いてあるため買ってすぐに釣り場で使えるのがありがたい。
ダイワ:リバティクラブ
滑らかな巻き心地でしっかりとした基本性能を持つエントリーリール。
ブラックを基調としたボディはあらゆる磯竿やルアーロッドにマッチする。
シマノ:サハラ
500番~5000番までの12ラインナップでまざまな釣りシーンで活躍してくれるハイコストパフォーマンスなスピニングリール!
基本性能はもちろんブラックを貴重にゴールドのスプールやハンドルが頑丈なイメージを与える。
ダイワ:レブロス
ボディ、スプール、ハンドルといった細部までの徹底した軽量化へのこだわり。
リールの心臓部となるギア、そしてそれを包み込むボディのマテリアルをよりタフなものへと進化させ生まれたLT(LIGHT TOUGH)コンセプト。
軽いので竿の操作性も向上し、長時間の釣りでも疲れにくい!
ダイワ:レガリス
見て良し、持って良し、回して良しの三拍子が揃ったモデル。
ダイワのスピニングリールのレブロス同様、『LT(LIGHT TOUGH)』モデルなので、軽い!
安心して初心者や中級クラスの人へオススメできる!
安くて高性能なリールが欲しいという人から人気のリール!
シマノ:ナスキー
2021年に価格帯そのままにデザインを一新!
ビギナーからベテランまで幅広いアングラーに満足してもらえるハイパフォーマンスモデル!
コアプロテクトによる防水機能でボディ内部への浸水がガードされるので耐久性が高く、安心して長く使えるモデル。
シマノ:アルテグラ
2021年のモデルチェンジによりシマノの最新機能が搭載され大幅進化!
旧モデルの樹脂ボディからci4+ボディになったことで、耐久性が向上し、さらに軽量化!
シマノの最高峰のスピニングリールである「ステラ」にも採用されているマイクロモジュールギアⅡをはじめ 、ロングストロークスプール、サイレントドライブ、Xプロテクトなど最上位機種から受け継いだ最新機構を惜しみなく搭載。
出典:シマノHP
マイクロモジュールギアⅡ:ギアが回る時の音鳴りの低減、滑らかな巻き心地を達成!
出典:シマノHP
ロングストロークスプール:スプールの糸巻き部の幅を長くすることで、キャスト後半のラインの減り量を抑えることができ、キャストフィーリングと飛距離の向上に貢献!
出典:シマノHP
サイレントドライブ:部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除することにより、滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻き心地を実現!
出典:シマノHP
X プロテクト:シマノが誇る鉄壁の防水構造で、回転軽さを損なわないようになっている。
ダイワ:フリームス
多くのリールを、もっと軽く、強くするために開発されたカーボンハイブリッド樹脂「ザイオンV」!
2021年にモデルチェンジしたフリームスは、ZAION V製ボディとZAION V製エアローターを搭載する事により、更なる軽量化と剛性UP!
「液体で液体をブロックする」マグシールドが搭載!
磁性により半永久的に存在できるマグオイルの壁で、リール内部への海水や埃の侵入を防ぐ!
店頭で実際にハンドルを回してみたが、予想していた以上に軽い巻き心地!
シマノ:BB-X ラリッサ
シマノ『BB-Xラリッサ』は磯釣りレバーブレーキリールのエントリーモデルでレバブレーキデビューする方におすすめのリールで人気があります。
2016年のリニューアルによって、
- HAGANEギア:滑らかな巻き心地を実現!
- X-SHIP:軽快なリーリングを保持!
- HAGANEボディ:リールのたわみや歪み、ネジレをしっかりと抑制!
- コアプロテクト:微細な隙間があっても水の浸入を抑制!
など上位機種に搭載されている機能が一部備わっております。
約2万円の価格帯にしては機能は申し分ないです。
レスポンスの良さ、力強さ、重さとそれなりに完成度の高いリールと思います。
また、上位機種に搭載されている「コアプロテクト」による防水処理で耐久性が高まっているので、こまめにメンテナンスしなくても長期間初期性能が維持されます。
「とりあえずレバーブレーキを使ってみたい」という人にはおすすめ。
ダイワ:シグナスLBD
ダイワのレバーブレーキリールのエントリーモデル「シグナス」!
シマノで言うところの「ラリッサ」に相当するモデル。
価格は2万円台ながらこれまでトーナメントなどの上位機種にしか搭載されていなかた『BITURBO(バイターボ)ブレーキ』が搭載されています。
出典:ダイワ
バイターボブレーキは、従来よりも軽い力でブレーキをかけて魚の走りを止めることができる。
バイターボブレーキが搭載されていないリールの場合、レバーを引いてブレーキをかけても、魚が大物だと、「ズルッ」とラインが出ていってしまうような感覚があった。
それをバイターボにより改善!
ブレーキを引いて「ピタッ」とラインが止められるように。
バイターボブレーキのメリットは、
- 軽い力で必要なブレーキが出せる
- ブレーキの反応が速い
レバーブレーキを使い慣れていない初心者の方は、レバーを引いてブレーキを掛ける時に指に力が入りすぎて指が痛くなったり、疲れてしまうことがあります。
しかし、このバイターボブレーキは軽い力でブレーキをかけることができるので、指が痛くなったり、疲れたりすることがなくなります。
スプールも『LC(ロングキャスト)-ABS』を搭載しているので、ライントラブルが減り、仕掛けもよく飛びます。
遠投しなくとも、今までより軽い力で振り込むことが可能なので、余分なラインが出ず、ラインメンディングがしやすく、かつサシ餌が取れ難いなど軽い仕掛けなどの操作性にも大きく貢献する仕様になっております。
ハンドルもワンタッチ式なので楽に収納できます。
非常に基本性能が高いので、これからフカセ釣りを始めようと思っている方におすすめのリールです。
チヌのウキフカセ釣りのライン(道糸)
チヌのウキフカセ釣りに使用する道糸は、一般的にナイロン素材の1.5号~2号を使用する。
数年前から、ウキフカセ釣りでPEラインを使用する人も出てきているが、PEラインはナイロンに比べて結束が難しいなどのハードルがあるため、初心者はまずはナイロンを使う方が良い。
ナイロンラインには、
- フロート(浮く)
- サスペンド(水面直下を漂う)
- シンキング(沈む)
の3つのタイプがあります。
釣り人の好みによりますが、個人的には「サスペンド」がおすすめ!
水面直下を漂うので風が強いでも道糸が風に取られにくく操作しやすいです。
ラインの太さ(号数)について、ラインは可能な限り細いほうが良い!
細ければより遠くへ投げるができ、潮なじみが良く、風の影響も受けにくい!
しかし、初心者の方は最初から細いラインを使用すると、やり取りに慣れていない中で魚を掛けてもラインが切れてバラす可能性が高いので、まずは2号を使ってみると良い!
色は自分が見やすい色を選びます。
見やすくて人気の色は黄色!
見やすい色だと仕掛けを遠くに投げても仕掛けやウキがどこにあるのか分かります。
一方、見えにくい色だと仕掛けを遠投した場合、仕掛けがどこにあるのか分かりにくくなり、マキエをどこに撒けばよいか分からなくなります。
仕掛けを操作(ラインメンディング)しやすくするためにも自分が見やすい色の道糸を選びましょう。
ラインメンディングが釣果を左右すると言っても過言ではないほどラインメンディングは重要!
そのためには、道糸はあなたが見やすい色のものを選びましょう!
チヌのウキフカセ釣りのウキ
チヌ釣りは底を釣るのが基本のため、ある程度の残浮力があるウキに大きいオモリを付けてしっかり底まで仕掛けを落とす必要がある。
0号などのウキを使って軽い仕掛けで釣ることもできるが、慣れとテクニックが必要。
チヌのウキフカセ釣りで使うウキは2種類!
- 棒ウキ
- 円錐ウキ
棒ウキ
棒ウキは、その名の通り棒状のウキ。
棒ウキにも自立式タイプと非自立式タイプの2種類ある。
自立式タイプの棒ウキ
出典:釣研HP
オモリが内臓されているので、浮力調整用のオモリを打たなくても、自力でウキが立つ。
軽い仕掛けから重い仕掛けまで幅広く使い分けることが可能。
非自立式タイプの棒ウキ
出典:釣研HP
ウキに表示された浮力調整用のオモリを使用して立たせる非自立式。
残浮力が大きいので、深ダナ狙い用に適している。
チヌ釣りに用いるとことが多い。
棒ウキのメリット
棒ウキのメリットは、視認性が良くアタリが分かりやすい点!
チヌのアタリがあって棒ウキが沈む瞬間はたまりません!
また、深ダナへの仕掛け送りがスムーズにできる点も棒ウキのメリット!
棒ウキは、残浮力が大きいウキが多いので、重いオモリを付けることができる。
重いオモリを付けることができるということは、深ダナに仕掛けを送ることができ、なおかつ風が吹いても仕掛けを1ヵ所に仕掛けを留めておくことが可能。
棒ウキのデメリット
棒ウキのデメリットは3つ!
- 円錐ウキより安定性が低い
- 円錐ウキより操作性が低い
- 円錐ウキより仕掛けが絡みやすい
風が強く、波がある場所では、水面から飛び出したウキのトップの部分が左右にフラつくので、円錐ウキよりも安定性は落ちる。
また、ウキとライン(道糸)の接点が水中を漂うので、円錐ウキに比べてラインメンディングが難しい。
棒ウキは、仕掛けをキャストする時や仕掛けをキャストした後にウキのトップなどにラインが絡みやすい。
棒ウキの号数選択
棒ウキは0.5号~2号の号数を使用するのが一般的なので、これらの号数から好みのウキを選ぶとよい。
チヌのウキフカセ釣りにおすすめの棒ウキ
具体的におすすめの棒ウキを紹介する。
キザクラ 黒魂BS自立
チヌ釣りで使うベーシックスタイルの棒ウキ。
自立タイプで入門者にもオススメ。
低重心設計で感度良好、太めのトップはアタリも明確。
岸からの釣りに欠かせない遠投性も、鉛内蔵により楽々遠投。
キザクラ 黒魂 Joker
使い勝手抜群の黒玉棒ウキスタンダードモデル。
安定性の高い自立タイプで、下膨れボディ形状がアタリを的確に捉えてくれる。
棒ウキでありながら全層釣法から半遊動まで対応し、波止・磯問わず、様々な場面で活躍。
ケミホタル装着可能なので、夜釣りでも使える。
キザクラ 黒魂DET
抜群の遠投性と視認性、波風の影響を受けにくい形状設計。
トップ脱着式で、状況や好みによって長さの異なる替トップ(別売)に交換可能。
ケミホタル37を装着できるので、夜釣りでも見えやすい!
釣研 黒鳳ST(こくほうST)
チヌ専用の自立棒ウキ。
飛行中もブレなく一直線に良く飛ぶので、ネリエや大エサなど、投げ方にコツが必要なツケエも外れにくく安心して使える。
太軸パイプのトップなので、視認性に優れ波立つ時や遠投した時でも見えやすい!
ソルブレ シルバーアロー
高感度・超遠投をめざし開発されたウキで、敏感にアタリをキャッチする!
ソルブレ独自の浮力設定により僅かなアタリを見逃すことなく
釣り人に伝える。
自重とウェイトのバランスにより棒ウキが苦手な遠投性能を向上。
円錐ウキ
一般的にウキと言えばこの円錐ウキをイメージする人が多いのではないだろうか。
丸い形状のウキで棒ウキよりも使用する人が多い印象。
円錐ウキのメリット
出典:シマノHP
円錐ウキのメリットは3つで、棒ウキのデメリットの裏返しがメリットになっている。
- 棒ウキより安定性が高い
- 棒ウキより操作性が高い
- 棒ウキより仕掛けが絡みにくい
円錐ウキは、棒ウキよりも風や波の影響を受けにくく、安定性に優れている。
また、ウキとライン(道糸)の接点がウキの頭(ウキの上の穴)から出ているので、棒ウキに比べてラインメンディングがしやすく、操作性が高い。
操作性が高いということは、その分、軽い仕掛けも扱いやすい。
円錐ウキは、棒ウキよりもよりコンパクトなフォルムで、なおかつ、竿先から針までの仕掛けが一直線になっているので、仕掛けが絡みにくい。
円錐ウキのデメリット
棒ウキのメリットの裏返しが円錐ウキのデメリットになる。
- 棒ウキよりも視認性が低い
- 棒ウキよりも仕掛けが馴染むのに時間がかかる
円錐ウキは、海面に出ているウキの頭の部分が小さいことから、ポイントが遠くなればなるほどウキの視認性が悪くなり棒ウキよりも視認性が低くなる。
しかし、視認性の良し悪しは釣り人がウキを見る角度によって変わり、足場が高い釣り場では棒ウキよりも円錐ウキの方が視認性が良い!
というのも、高い所からウキを見た時に円錐ウキの方が面積が大きくなるからだ。
円錐ウキのデメリットの2つ目として、仕掛けが馴染むのに時間がかかる点があるが、これは、ラインが通る穴が棒ウキに比べて小さいので、糸落ちが悪くなるからである。
水深が深いポイントでは、糸落ちが悪いと魚がいるタナまでエサが届くのに時間がかかってしまうので、効率が悪くなる。
チヌのウキフカセ釣りにおすすめの円錐ウキ
具体的におすすめの円錐ウキを紹介する。
釣研 征黒
釣研のチヌ円錐ウキのはじめの一個!
流れの緩やかな防波堤から本流の通す沖磯まで、チヌ狙いのあらゆる状況下で使える円錐ウキ。
足場の低い場所でも十分な視認性を確保する視認性と、強風下でも安定した飛距離を実現する遠投性!
釣研 大征黒
釣研のチヌ円錐ウキで定評がある「征黒」のボディを大型化し、より遠いポイントまで仕掛けを飛ばすことを可能にしたのがこの「大征黒」!
征黒と上手く使い分けることで、上手くチヌにアプローチすることが可能になる!
- 近距離~中距離のポイント:征黒
- 中距離~遠距離のポイント:大征黒
キザクラ 黒魂スイッチ
キザクラのチヌ円錐ウキのスタンダード。
遠投性に優れた自重と視認性の良さを持つ。
さらに、がっちり潮をつかまえてポイントをキープするので、強風下や波が高い状況でも使いやすく頼りになる!
キザクラ 黒魂オリジン
チヌ釣りの原点を追求したウキ。
ウキのトップのくぼみがウキの安定感を向上させ、潮の流れを掴む!
ソルブレ シルバー ループ
黒鯛釣りに特化したボディ形状と低重心設計でキャスティング時の飛行性と水面での安定感は抜群。
マット塗装なので、ギラついた水面でも視認性が高い!
00号で16.7㌘という扱いやすい自重設定により、遠投性はもちろん、練り餌をハリにつけた際にも狙いのポイントへ投入できるコントロール性を兼ね備えている。
チヌのウキフカセ釣りのウキ選びのコツ
ウキフカセ釣りの初心者には、まずはアタリが分かりやすい棒ウキを使用することをおすすめする!
慣れてきたら円錐ウキを使い始め、
- 自分の釣りが棒ウキ使用に合っているのか、あるいは円錐ウキ使用に合った釣りなのか
- 釣り場の状況は磯なのか波止なのか
- 風は強いのか弱いのか
- 潮は速いのか緩やかなのか
- 波はあるかないか
など外的要因をも想定し、その時に合ったウキを選択すると良いだろう!
大事なウキを守るウキパラソル
チヌを狙ってのウキフカセ釣りなど、海底付近のタナ(深さ)を狙っていると根がかりすることもある。
根がかりして仕掛けを切った時、道糸から切れるとウキをロストすることになる。
目の前に見えるウキが潮に流されて沖へ沖へと流されていく中、何もできずにいるのは何とも歯がゆく心が痛むものです。
そういった時のために、ウキパラソルと言うウキを回収する道具も発売されているので、大事なウキのロスト率を減らしたい人は持っておくべき!
筆者もこれまでパラソルでいくつものウキを救出しており、値段以上の働きをしてもらっている。
チヌのウキフカセ釣りのライン(ハリス)
チヌ釣りのハリスはナイロンかフロロカーボンの1.5号~2号を使用する。
ハリスの素材はナイロンとフロロカーボンがあるが、フロロカーボンの方が根ズレに強いので、初心者はフロロカーボンを使うと良い!
ハリスの太さについて、基準は1.5号だが、ポイントにおける障害物の有無などによってそれ以上に太くしたり、細くしたりする。
チヌのウキフカセ釣りの針
チヌのウキフカセ釣りの針は1~3号のチヌ針を使用する。
チヌの口はグレよりも大きいので、チヌ針は、グレ針よりもサイズが大きくなっている。
また、チヌの硬い口に貫通するように細軸になっている。
細軸の針の方が貫通させやすいからです。
細軸の針は軸が細い分、太軸の針よりも弱い力で魚の口に貫通させることができる。
魚の口に針を貫通させるためには、細軸よりも太軸の方が良いように思うかもしれないが、太軸の針は軸が太い分、魚の口に貫通させるためにより強い力が必要になり、貫通させるのが難しくなります。
「細軸の針 VS 太軸の針」についてはこちらを参考
https://jigging-soul.com/13351
さらに、チヌ針はスッポ抜け防止のために針にヒネリが加えられております。
これによりストレートタイプの針よりも掛かりが良くなっている。
チヌのウキフカセ釣りの小物
チヌのウキフカセ釣りで使用する小物を紹介していきます。
ウキ止め
ウキ止めは、半遊動仕掛けで仕掛けのタナを固定する役割を果たす。
ウキ止めを動かすことで、狙うタナを変えることができる。
ゴムタイプと糸タイプがあるが、コスパや実用性を考えると糸タイプがおすすめ。
糸タイプであれば、仕掛けを作った後からでも道糸に結ぶことができるからだ。
シモリ玉
シモリ玉は、ウキがウキ止めをすり抜けてまうのを防止する役割を果たす。
口径が大きいウキの場合、シモリ玉がないとウキがウキ止めをすり抜けてしまうからだ。
からまん棒・潮受けウキゴム
「からまん棒・潮受けウキゴム」は、ウキと仕掛けが絡むのを防ぐのが主な役割であるが、それ以外にも重要な役割を果たしてくれる!
仕掛けの絡まり防止以外にも、
- 仕掛けが沈んでいるかを知らせてくれるという役割
- ウキに出ない小さなアタリを知らせてくれる役割
といった役割をしてくれる。
サルカン
サルカンは、道糸とハリスを結ぶための道具です。
『サルカン』や『スイベル』と呼ばれている。
サルカンを使うことで糸と糸を結ぶよりも結束強度が強くなると言われている。
また、ウキ交換やハリス交換の時に、直結よりも結びが楽なので時間短縮になります。
フカセ釣りでは10号ぐらいの小さいサルカンを使うことをおすすめします。
サルカンを使わずに道糸とハリスを直接結ぶ(=直結)する方法もありますので、必ずしも必要ではないです。
ガン玉
ウキの残浮力に合わせて付けるオモリで、ウキ下の仕掛けを沈める役割を果たす。
また、流れの中でハリスを安定させ仕掛けに張りを作ることができるので、魚のアタリが出やすくなる。
糸がたるんでいて取れていなかったアタリが、ガン玉を付けることで取れるようになることもあります。
チヌのウキフカセ釣り まとめ
この記事では、チヌのウキフカセ釣り初心者のために、仕掛けや道具を分かりやすく紹介した。
初心者におすすめの竿・リール・ウキを具体的に紹介したので、初心者はここで紹介する道具と仕掛けを買って、釣りに行けば最初の1匹に近づくはずだ!
これからチヌ釣りを始める人はこの記事をしっかりと読んでから道具を揃えると、道具選びに失敗することはなく、チヌを釣ることができるだろう!
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