前回はフカセ釣りにおける仕掛けの「張り」について説明したが、
今回は仕掛けの張りを作るために便利なアイテムを紹介したい。
通常、仕掛けに張りを作ろうと思えば、道糸やハリスにガン玉を打つ。
しかし、ラインにガン玉をかませて固定すると、ハリスと擦れて傷が入り切れやすくなってしまう。
また、潮がふらつき仕掛けが安定しない、かつ、魚の警戒心が強く喰いが渋い状況においては、ガン玉を針の近くに打ちたいが、魚が警戒し喰わなくなるので針付近にガン玉は打てない。
そんな状況下で便利な道具がこちら!
ハリコミ小次郎とは?
簡単に説明すると、中通し式の極小オモリで、簡単に仕掛けの張りを作りの手助けしてくれる優れものです。
ハリコミ小次郎の特徴
1.中通しオモリ
中通しのオモリとなっているので、ガン玉のように固定ではなく誘導式である。
そのため、
- ハリスに傷を付けない!
- 魚がエサをくわえた瞬間にハリコミ小次郎は弾かれるので、魚が違和感を感じにくくなる!
※ガン玉だとハリスにオモリが固定されているので、魚がエサをくわえて走った時にガン玉の重みに違和感を感じてしまう。
2.ガン玉より小さい
ハリコミ小次郎はタングステン素材で、鉛のガン玉よりも比重が大きくなっているので、同重量のガン玉よりも一回り小さくなっている。
ガン玉と同比重でありながら、大きさはガン玉より小さいので、より魚に違和感を感じさせない。
3.3色のカラーバリエーション
- 【桃色】オキアミと同調するカモフラージュカラー
- 【朱色】食い気を促進するアピールカラー
- 【ボイルカラー】ボイルオキアミと同調するボイルカラー
カラーバリエーションも3色あるので、使うエサや状況に応じて使い分けられる。
ハリコミ小次郎の欠点
仕掛けを張ったり、エサ取りの棚をかわすためにハリコミ小次郎を使用すれば、仕掛けを速く沈めることができる。
ただ、潮が緩い状況下でハリコミ小次郎を使用すると、針先が重くなりウキが立つのが早くなるので、ハリスを魚に見破られる危険性がある。
だが、この欠点にそこまで悲観的になる必要はなく、ウキを操作し動かすことによってウキが早く立ちすぎる欠点を緩和することができる。
ちなみに潮の流れが速い時や表層のエサ取りをかわす時には私も使用してます。